上の画像のようなアンドロイドの観音さまが般若心経の法話をされているとの情報を知り、高台寺さんへ行ってきました。
とても不思議で、でも人間や仏教(すなわち心の教え)を改めて考える、とても良いきっかけになりました。
アンドロイドの姿をした観音さまの法話、みなさんはどんなイメージを持たれるでしょうか?
面白そう?無機質な感じ?
私の個人的な感想としては、
確かに般若心経の法話(内容としては「空」を中心にしていました)は、まさにロボットにされている感じで、仮に生身の人間のお坊さんに同じ内容、同じ言葉でお話いただいたら、その方が心に響くだろうなという感想は抱きました。
正しいこと、間違いのないことを語られているのは確かでしょう。でも、生身の人間の言葉に比べるとロボットの声というのは、どうしてもドライに聞こえてしまいました。
が、アンドロイド観音が単なるロボットではない、確かに観音さまだと、そう感じてしまう要素があったこともまた事実。
まずは、照明に照らされるアンドロイド観音さまのシルエット。このシルエットがまさに観音像の形そのものに見えて。そのシルエットの美しさに神々しさを感じたというか。
もう一つは、アンドロイド観音が般若心経の最後の一節「羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶」を唱えたとき。
何故かわかりません。が、法話を説かれていたときと比べ物にならないくらい全身にその音が響くのを、沁み渡るのを感じたのです。
ドライさが転じて、雑念のないピュアな響きとして伝わったのか、
それとも羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶という言葉・音声そのものが発する力なのか、
決してロボットと一蹴することのできない「何か」を感じさせられました。
今回は予めプログラムされた法話の再生でしたが、将来的にAIを搭載した観音さまやお坊さんの登場もあり得るのか、
AI搭載のお坊さんも悟りを開かれるのか、
人間のお坊さんも、他の職業と同じようにロボットに取って代わられる日が来るのか、
同じ問いはヨガインストラクターにも向けることができると思います。
自分は何者なのか、自分が伝えんとするものは何なのか、どのようにお伝えするのか、よくよく吟味しないといけないようです。
高台寺さんのアンドロイド観音さまのご法話、2019年5月6日までされているそうです。よろしければ是非。
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