2023年、本年もSeed Trainingをどうぞよろしくお願い申し上げます。
が、決してガンガン追い込んで行くことなく、お手柔らかに、穏やかに、計画的に、賢く、参りましょう。
という言い方で、新年の高い意識、モチベーションに水を差してしまったら申し訳ありません。
ですが、Seed Trainingとはそういうスタジオです。
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が、決してガンガン追い込んで行くことなく、お手柔らかに、穏やかに、計画的に、賢く、参りましょう。
という言い方で、新年の高い意識、モチベーションに水を差してしまったら申し訳ありません。
ですが、Seed Trainingとはそういうスタジオです。
続きを読む空いた時間に少し遠出をして、刀鍛冶さんの工房兼展示場を見学に行きました。
別に、居合に使う真剣を買いに行ったということではありません。
むしろ居合に真剣を用いるということは、これまで全くそのような欲求にとらわれたことはありません。
居合に真剣を、というよりは、真剣そのものであったり銘刀云々にも興味がなかったのが本当のところ(今はやりの?『刀剣女子』的な方々のほうがよっぽど刀に対して情熱的でお詳しいかも)。
それでも見学に行ったのは、
今回のお休みは、初めての東北の桜を見て参りました。
行ったのは、初めてではなく既に3度目の会津。
関西人の私からすると、東北の桜から心が受ける印象というのは、関西の桜から受けるそれとは全く違うものに感じられました。
関西で桜と言えば、ソメイヨシノがたくさん並び立つ「桜の名所」的なものが主流。一斉に咲き誇るソメイヨシノの下では、心は浮き立ち、華やかな気持ちが満ちてきます。
一方の東北の桜の名所は、ソメイヨシノの群生も確かに存在しますが、それ以上に樹齢数百年を重ねる古木がひとり主役を張る場所が多くあります。
そんな年季の入った桜が咲かせる花や、ワイルドに伸びる幹や枝。東北の桜には、力強さ、生きるエネルギーを強く刺激される気がするのです。
時に折れ、時に裂けながらも生き抜いて、春になればいつも通り花を咲かせる。
そんな東北の桜のすがたは、かつて戊辰戦争の謂れない汚名を着せられ、それをはねのけた会津の人たち、そして今、震災を乗り越えようとする東北の人たちの魂を象徴しているようにも思えました。
「生きる」って、本当はどういうことなんだろう?
自分を「生きる力」「生命力」で満たすには、どうすればいいんだろう?
「生きる」ということを改めて問い直すきっかけをもらった気がします。
関西の桜しかご存知ない方には、ぜひ一度、直接訪れて、東北の桜の発する力強さ、パワーを感じ、「生きる」ということについて考える時間を持っては、いかがでしょう?
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ヨガをはじめ、様々に実践されている瞑想において、ほとんどの場合、目は閉じて行われます。
ですが、坐禅では「半眼(はんがん)」といって、完全には目を閉じず、瞼がうっすら開いた状態を保ちます。
この半眼の状態を保つ意味を、今回はご紹介したいと思います。
年末になると耳にする機会が増えるベートーベンの『第九』、はじめて生で聴きに行って来ました。
ヨガインストラクターとして以前から、第九の歌詞の精神と、ベートーベンその人にとても興味をひかれるものがありまして。
というのも、ベートーベンはヨガの精神、哲学の聖典ともいえる『バガヴァッド・ギーター』(以下ギーターと言います)を読み込んで、その思想に親しんでいたと言われているからです。
第九の歌詞そのものはベートーベンの作ではなく、ドイツの詩人フリードリヒ・フォン・シラーの『歓喜に寄せて』からの抜粋ですが、その抜粋部分を同じくギーターを愛読している私が見てみると、「あぁ、やっぱりこういう部分に共感するんだなぁ」という感じに。
順不同で印象的なフレーズを挙げると、こんな感じでしょうか。
歓喜よ、それは神々の美しいきらめき
快楽は虫けらに与えてやれば良い その時、知の天使が神の前に立つ
生きとし生けるものは全て自然の乳房から歓喜を口にする
善きもの悪しきものも全てバラの径を辿る
神の壮麗な計画により太陽が巡るように 兄弟よ、自らの道を駆けよ
兄弟たちよ!星空の上には愛する神が必ずいる
ひれ伏しているか、人々よ? 創造主を感じるか、世界よ?
星空の上に神を求めよ、星の彼方に神は必ず住んでいるのだ
汝(神)の力は時流が強く切り離したものを再び結び合わせる
汝(神)のやさしい翼のもとで全ての人々は兄弟となる
既にギーターを愛読されている方には心に響くフレーズではないでしょうか?
まだギーターをお読みでない方でも、これらのフレーズに何か惹かれるものをお感じになられたなら、ギーターとご縁があるのかもしれません。
もちろん、ギーターではなく『第九』そのものを聴くこともオススメです。歌詞の意味を知ってじっくり聴くと、本当に感動的な作品ですよ。
ギーターをお読みの方であれば、歌詞だけでなく音の中にも、アルジュナが自問するかのようなフレーズ、アルジュナとクリシュナが問答している場面を連想するようなフレーズに出会うことができるかもしれません。
さらに、ベートーベンの波乱に満ちた人生(父親からのひどい扱い、聴覚喪失等)も含めて聴くと、それでも泣き言や恨み言の一つもこぼさずに“Freude!!!(歓喜)”と雄叫びをあげられるなんて、と、その魂の強さに涙なくして聴けなくなってしまいます。
私はきっとまた来年も、生演奏を聴きに行くでしょう。
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