昨年も聴きに行った第九のコンサートに今年も行くことにしまして、その予習として徳島県鳴門市を訪れました。
知る人ぞ知る、鳴門市は「第九の日本初演の地」とされている場所。
演奏されたのは1918年6月1日。演奏したのは日本に収容されていた第一次世界大戦におけるドイツ人俘虜でした。
ドイツ人俘虜たちにこうした音楽活動をはじめ、製パンや出版等の自由と自主性を重んじる生活を認めた日本側の収容所所長さんがいたことも、知っている人は、知っているでしょう。
では、その所長さんが旧会津藩出身であることをご存知だった方は、どれくらいいらっしゃるでしょう?
板東俘虜収容所の所長を務めた松江豊寿中佐は、旧会津藩士として会津戦争後の政府による謂れのない逆賊扱いを受けた経験から、
- 自らは決して敗者に非道な扱いをしない
- 武士の情けをかける
ということでドイツ人俘虜たちの人間的な生活のために知恵を絞り、また「ならぬことはならぬ」という伝統的な会津武士道に通じる精神で時には上層部とも敢然と向かい合われたそうです。
松江所長の計らいで地元の人たちとも交流を深め、「ドイツさん」と親しまれた俘虜たちは、彼らに本格的な西洋音楽や製パン・製菓や養鶏・養豚の技術、橋などの建築物を提供しました。
大好きな第九と会津武士道がこんな形で結びついて、しかもこんな奇跡的で感動的な交流があったとは、、、
“Freude“(歓喜), “Bruder“(兄弟)が重要なテーマである第九といくつも造られた橋が、松江所長や地元の人たちとドイツさんとの交流を象徴しているように思えてなりませんでした。
- 一度決着がつけば、いつまでも勝者と敗者を分け隔てない真の武士道
- 歓喜、博愛、神を讃える第九
ヨガの心に触れることを望む方にとって、第九と会津武士道そしてそれらが出会って奇跡のような美しい交流の生まれたこの場所は、意外なオススメスポットかもしれません。
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