ピラティスではニュートラル/インプリントという呼び方で、骨盤の角度を重要視します。
ニュートラルというのは、立った時の姿勢を例に挙げて、なおかつ非常にザックリ言うと、
- 骨盤の水平面がほぼ平ら
- ASIS(骨盤前側の骨の出っ張り)〜恥骨が垂直に揃う
そんなポジションを指します。
このニュートラルポジションは、ピラティスにおいて、
- 最も安定性(バランス)が得られる
- 最も背骨の衝撃吸収性を発揮できる
- 最も効率的な動作パターンを生む起点
といった理由で、身体をコントロールする基本原則として重要視されています。
この骨盤ニュートラルのポジション、Seed Trainingではピラティスのみならず、ヨガをメインにお稽古されている方にも推奨させていただいています。
ヨガでもピラティスのニュートラルポジションを推奨する理由は、上記理由の1.と3.。
安定性(バランス)を得るためと、効率的な動作パターン、すなわち「疲れない」「傷めない」「よく効く」動作を身につけていただくためです。
骨盤の水平面が平ら、すなわち、
- 左右の高さが同じ
- 前後(ASISとPSISを基準に)の高さが同じ
でヨガアーサナを取るとき、
上半身は最小限の筋力で高い安定性を得ることができます。
その上半身を支える下半身も偏った力、体重のかかり方(特に膝への負担は注意したいところです)にならず、全身に負荷を分散させられるので疲れにくく、傷めない動作となります。
図にしてみると、こんなイメージでしょうか。ニュートラルであれば安心、楽々。まさにヨガスートラの言う「安定して、快適な姿勢」が自然と確立されてきます。
傾いていると不安定、ヘンな力が入ってケガのもと。心だって休まることは難しいでしょう。
この図は骨盤の左右の高さで表していますが、前後の高さも同じことが当てはまります(実は左右以上によく起きやすい崩れなので、ぜひイメトレして下さい。以前アップした『上半身の土台としての骨盤の重要性』も参考になるかと思います)。
ピラティスのインストラクター資格を持つヨガインストラクターがレッスンさせていただいてますので、ヨガをお稽古されている皆さんも是非、この骨盤ニュートラルのポジション、マスターしていただければと思います。
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