随分前から気になっていた本をようやく読むことが出来ました。
ヘッセ著『シッダールタ』。
以前参加させていただいたヨガの講習会で講師の先生が紹介されていたのがすごく印象に残っていて。
シッダールタという1人の人物(お釈迦様・ゴータマ=シッダールタとお名前が同じですが、あくまで本作のシッダールタはお釈迦様ではなく、1人の人物)の遍歴と、そこでの出会いを通して『悟りへの道』を著した作品、ということができましょうか。
ヨガ(アーサナ、瞑想)や坐禅とも共通するところ大いにアリです。
随分前から気になっていた本をようやく読むことが出来ました。
以前参加させていただいたヨガの講習会で講師の先生が紹介されていたのがすごく印象に残っていて。
シッダールタという1人の人物(お釈迦様・ゴータマ=シッダールタとお名前が同じですが、あくまで本作のシッダールタはお釈迦様ではなく、1人の人物)の遍歴と、そこでの出会いを通して『悟りへの道』を著した作品、ということができましょうか。
ヨガ(アーサナ、瞑想)や坐禅とも共通するところ大いにアリです。
お客様からお借りして読ませていただきました。
少し前に読んだので、既にうろ覚えのところがありますが、、、
脳は無意識的に常に強い刺激を求めており、その刺激を心地よいもの、幸福なもの、生きているという実感として錯覚する傾向がある、ということだったと思います。
先日、Facebookでご紹介したHimalayan Instituteさんのヨガ的「ココロの側面を知る」ための記事、非常に簡潔でなおかつ解りやすかったので、ちょっと和訳して皆さんにもご紹介してみようと思います。
7月からのSeed Trainingスタジオ(尼崎)での『陰ヨガ&メディテーション』(2015年11月現在休止中)にご興味をお持ちの方には、その予習になれば幸いです。
[browser-shot width=”400″ url=”http://yogainternational.com/article/view/anatomy-of-the-mind”]
(こちらが英語の元記事です。文量も多くなく、特段難しい表現等はないので英語大丈夫!という方は直接お読みいただくのがベストだと思います)
では早速。この記事にもある通り、ヨガではココロには4つの側面があるとされています。すなわち、
という4つの側面です。サンスクリットの名前だけでは、何が何やら?
それでは、ここからそれぞれの側面がどういった性格を持つのか、簡単に見て行きましょう。
私たちの日常の大部分を占めるとされる(Everyday mindとも)のがマナスです。マナスとは、
これがあるからこそ、私たちは常に様々な情報を手に入れることが出来るし、その情報をもとに、「今日の晩ご飯は何にしよう?」と考えたり「あの人もしかしてボク(またはわたし)のこと好き/キライなんじゃないかな?」という想像をしたりするのです。
過去の思考や、体験、経験の蔵とも言えるのがチッタです。
チッタは無意識のうちに働き、その働きによって、私たちはこれまでの人生で受けた様々な印象を蓄積します。そして、それらをいま現在の心境と混ぜ合わせて、現在の経験に理解と豊かさを与えてくれます。
反面、蓄積された好ましくない印象はマナスに還り、そこでココロの癖や習慣、あるいは欲となって現れてしまうとされています。
静かにココロを見つめるココロ、それをブッディと言っています。私もよく使う「一歩退いた視点で」という表現、それを可能にするのがこのブッディの働きです。
ブッディは、マナスが鎮まることで覚醒するとされ、ブッディの働きにより私たちは自身の経験や体験に意味や価値を下すことができるようになります。
自我の意識を作るもの、それがアハムカーラです。
自我にも様々な自我があって、モノや人に対する”所有””エゴ”という形で現れる自我もありますが、それを超えた、ヨガや禅で言うところの”True-Self”、”本当の自分”という意味での自我もありますよね。
それら種々の自我の意識の形成に関るのが、このアハムカーラと言われています。
これらのココロの側面を把握してメディテーションを行えば、ヨガでメンタルを鍛えたり、あるいはコンディションを整えることは決して不可能ではありません。
たとえば、目に入るもの、耳に聞こえるもの、肌で感じるものに対して心を飛び移らせないように気を引き締める。これでマナスは鎮められ、思考が落ち着き、注意力を高めることが出来るようになります。
チッタを上手に意識し、正しい方法で心穏やかに、そして集中してメディテーションを行えば、よいイメージのみを無意識の思考、経験の蔵にストックできるようになり、私たちの将来を助けてくれるようになります。
マナスが鎮まると、自分のココロのブッディに直接触れることが出来るようになります。
メディテーションを通して、”所有”や”エゴ”と、”本当の自分”の違いがハッキリと解るようになってきます。
私は、これらをティーチャートレーニング時に先生のナクルから教わった上でメディテーションの実践に入ったおかげで、かなり有意義にメディテーションを行うことが出来ました。
よく、ヨガのお稽古は「旅」に喩えられることがありますが、旅路を迷わず、安全に進めるには地図があった方が心強いですよね。
この記事(私のヘタレ和訳ではなく、元記事のほう)が、皆さんにとってそんな地図になればいいかな、と思い、僭越ながら和訳&加工して記事を書いてみました。
Seed Trainingの自宅出張/Seed Trainingスタジオ(尼崎市)でのプライベート/セミプライベートレッスンにご興味をお持ちいただけましたら下記リンク先も併せてご確認ください。
自宅出張/個人レッスンのご質問/お問合せはこちらから、お気軽にどうぞ。
*自宅出張/個人レッスンご契約前の初回相談(若干体験も可)は無料でお受けいただけます!
(レッスン中、移動中、施術中は電話に出られないこともございます。ご伝言をいただければ折り返しお電話させていただきます)
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これまで出張レッスンとSeed庵でのプライベート/セミプライベートレッスンのみを行って来ましたが、2013年7月からSeed庵でクラス形式のレッスンを開始する運びとなりました。
日曜日の夜に、
陰ヨガでカラダの疲れをリセットし、
メディテーションを通してココロの波をリセットし、
月曜日から始まる新しい一週間をフレッシュなコンディションで迎えられる、そんなレッスン構成になっております。
60分のレッスンで、ヨガを40〜50分、メディテーションを10〜15分くらいの構成となっております。
出張レッスン、プライベート/セミプライベートレッスンと違って、レッスン内容は全てボクの気まぐれメニューになります。(もちろん、カラダに無理な負担をかけるような内容は行いません!)その点はどうぞご了承の程を。
様々な方のご参加をお待ちしております。
以下に要項とお申込み方法を掲載いたしますので、ぜひご一読ください。
一緒に、静かな雰囲気で心と体のコンディションを整えましょう。
日時:毎週金曜日午後8時30分〜午後9時30分
(キャンセルは事前に当サイトで告知)
収容可能人数:4名
費用:¥1,000/1回(参加当日にお持ちください)
お手数ですが、参加ご希望の際は毎回メールフォームかお電話で、もしくはレッスン参加時に次回分のご予約をいただきますよう、お願い致します。
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クラスのご質問につきましても上記メールフォーム、お電話からお受けします。
*この記事は英語でもお読みいただけます(This article can be read in English, too. “Yin & Meditation class starts on July”)
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「ヨガとココロ」シリーズ終盤で登場させたヨガスートラは、メンタルヘルスのガイドとして現代でも十分通用する内容がいくつも見られます。
その中の一つに、【心の苦しみの原因となる煩悩】について書かれた箇所があります。もし、何かに悩んでいたり、迷っていたり、苦しんでいるようなことがあれば、次の5つのどれかに思い当たるところがないか、チェックしてみてください。
あらゆる心の苦しみ(他の4つの煩悩を含む)の元凶とされています。真実ではないことを真実であると錯誤することが、無知無明です。
たとえば、
また、何に対しても「私のもの」という意識を持つことをも指します。
そういうことが、無知無明の例です。こうした誤りを信じ、予想もしていなかった結果を突きつけられた時、ボクたちの心は大きく苦しみます。
我執とは、肉体や心こそが自分である!と錯覚することをいいます。
ヨガ的には、「真の自我」とは魂(あるいは霊)であり、肉体も心も魂が表現をする、あるいは何かを経験するために使うツールに過ぎない、という立場を取ります。
喜怒哀楽はあくまで肉体や心が外部から情報をキャッチして、加工した結果に過ぎない。そう思って、一歩退いた「真の自我」のポジションから冷静に見つめる姿勢を身につけることで、苦しみのど真ん中で喘ぐこともなくなると、そう思いませんか?
様々な誘惑のパターンを想像されるかと思いますが、ヨガ的には、
快楽への誘惑
を指します。
これらが苦悩に繋がることも、きっと想像に難くないですよね。
苦しみや痛み、不都合なものを避けようとする心のはたらきを嫌悪といいます。
逃げよう、避けようと意識すればするほど、対象(苦しみ、痛み、不都合なもの)はその存在感を増します。そして逃れられなかった時、ボクたちの心は絶望したり、時には怒りや憎しみに満ち溢れたりします。
少しでも長生きしたい、死ぬのが恐い、という気持ち。誰にでも在る「本能」なので、これを一概に「ダメ!」と否定するのは難しいですが...
ボクの場合は、何の為に長生きしたいのか真剣に理由を探すこと(寂しいことかもしれませんが、それほどの理由は見つかりませんでした...)、怖がって先延ばしにしたところで必ずいつかは死んでしまうんだ、と受け入れることで、かなり「死の恐怖」が和らぎました。
手強い相手ですが、そうすることで敵を過大評価し、必要以上に恐怖することもなくなるのではないでしょうか。
これらの【心の苦しみの原因となる煩悩】を向き合うべき対象とし、それらの働きを弱め、苦しみや痛みに苛まされない自由な魂を手に入れるのが、ヨガのチカラなのです。
この苦しみや痛みに苛まされない自由の境地を、
といったりします。
確かに、色んなところで宣伝されている通り、一般的なヨガポーズの練習を通して健康も、美しい体型も、スッキリ感も得ることは可能です。
ですが、それだけじゃない!ということを心のどこかに留めておいていただくと、ヨガはさらに素晴らしい気付きを与えてくれますよ。
合掌
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*ヨガスートラにつきましては、ティーチャートレーニングを英語で受講したため、英語で渡された資料をボクが日本語訳させていただいております。そのため、日本語でヨガ哲学を勉強された方の用語とは違った言葉に訳してしまっている点も多々あるかと思います。ニュアンス、意味は同じものになるよう心掛けて和訳、記述しているつもりです。どうぞご理解の程を。
Seed Training(シードトレーニング)では、ヨガアライアンス登録校である、カナダ・バンクーバーのDivine Light Yogaのカリキュラムに沿った、シンプルで本質的なヨガ、を指導させていただいております。
いずれかでのお稽古が可能です。
指導させていただくヨガについては、こちらをご覧ください。
いずれのスタイルも、「ヨガとカラダ」「ヨガとココロ」シリーズのコンセプトに沿ったレッスンを展開していきます。
ご興味をお持ちいただけましたら、是非チェックしてみてください。
お問合せもこちらから、お気軽にどうぞ。
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