みなさん、こんにちは。そして、こんばんは。
今日は、Seed Trainingでご好評をいただいているプログラムの1つ、陰ヨガのターゲットから、ツボについて見てみたいと思います。
陰ヨガのキーワード「気」「経絡」「ツボ」
陰ヨガの一般的な理解として、ポーズを取ることによって、体中に点在する「ツボ」を刺激する、という考えがあります。
「ツボ」というキーワードの裏には、さらに「気」や「経絡(けいらく)」というキーワードがあります。まずはその「気」と「経絡」について見てみましょう。
まず「気」ですが、これは生命の根源的なエネルギーであり、消化機能を促進するなどの内臓機能をサポートするとともに、免疫機能を強化し、一定の体温と血行を維持する役割を担うとされています。
次に「経絡」ですが、経絡は「気」の通り道と考えられています。
「経絡」は、中医学で五臓六腑(ごぞうろっぷ)と言われる各臓器とそれぞれ繋がっています(肝臓なら肝臓の経絡、胃なら胃の経絡、というように)。
最後に「ツボ」。足裏や手、あるいは耳ツボといったスポットを「これは心臓のツボ」「これは腸のツボ」なんていう感じでマッサージしたり、あるいはしてもらった人も少なくないはず。
そんな方はもうお察しかもしれませんね。
「ツボ」は、経絡のライン上にある、いわば要所、です。
ツボへの陰ヨガ的アプローチ—曲げる、伸ばす、捻る
ツボ、経絡、気への簡単な理解ができたら、次はツボに対してどのようなアプローチを取るのかを見てみましょう。
ターゲットとなるツボが決まったら、私たちが取る手段は3つの波状的アプローチです。3つのアプローチとは、compression(圧迫する)、stretch(伸ばす)、shearing(捻る)を指します。
特に決まった順番はありませんが、ターゲットとなるツボ付近の関節を曲げて圧迫し、伸ばし、捻る。3つの取り得るアプローチの全てを使ってツボを刺激します。もちろん鋭い、激しい痛みや痺れを感じない範囲で。
Bernieさんの言葉を借りれば「泥の詰まったホースを掃除する感覚」、「スポンジをキレイに洗う感覚」だそうです。ちょっとイメージ、できましたか?
もしホースの中に何か詰まっていたら、きっと曲げて、伸ばして、捻ってキレイにするはず。「血」の流れで「気」の流れをチェック
それでは、実際にポーズを取って効果の程をチェックしてみましょう。
とは言っても、いきなり「気」の流れをチェックなんて、、、簡単ではないですよね。
ということで提案するのが、「血」の流れを感じてみては?ということです。
トックン、トックン、、、という血の流れならば、何とか感じ取ることは可能だと思います。
気がスムーズに流れると、一定の血行が維持促進されるという効果があります。それともう一つ、「気」の中国語読みは「Qi」(チー)なのです。だから、日本語の「ち」すなわち「血」とその流れを感じ取るという行為は、たとえ当たらずしも遠からずな行為と言えなくもないのでは、、、?(と思うのは私だけでしょうか)
ツボ刺激の効果
最後に、陰ヨガによるツボおよび経絡を刺激する効果についてですが、鍼や指圧に比べると幾分効果は薄れがちではありますが、それらと同様、『気』の滞りをなくし、調和のある流れ、コンディションを回復する効果があるとされています。
ボクの個人的なツボ刺激の効果の程ですが、血の流れや神経の流れに関しては、指先からつま先に至るまで、すごくスムーズになるのを感じます。
ちなみにキャタピラーっていうのは青虫の意味以上、陰ヨガとツボについてでした。
Seed Trainingで陰ヨガを体験したい、深めたいと思っていただけましたら、
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また、陰ヨガについての詳細な情報はこちらのページをご参照ください。
陰ヨガ
参考文献
Yin Yoga , Paul Grilley, White Cloud Press, Ashland, Oregon 2002
Yinsights: A Journey into the Philosophy and Practice of Yoga, Bernie Clark, YinSights Publishing, 2007
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