前回からスタートした「ヨガとココロ」シリーズ。
今回から、前回ご紹介したヨガの心理的/精神的効果(詳しくはこちらからチェックしてみてください)と実際のヨガのお稽古がどのように関係してくるのか、簡単に、なおかつ出来るだけ具体的に書いていきたいと思います。
第1回目は、
- 集中力の養成、それに伴う記憶力や知的能力の増大
- リラックス状態の形成
について。
sthira sukham asanamという姿勢の徹底
“Sthira Sukham Asanam“(スティーラ スーカム アーサナムと読みます)というのは、ヨガスートラという大昔のインドで書かれたヨガの指南書によって伝えられている、ヨガをお稽古を行う上での姿勢の在り方についての教えです(詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ)。
アーサナ(ポーズ、姿勢)は一定で、快適なものでなくてはならない
という意味です。
ヨガを通して集中力を養い、記憶力や知的能力を向上させるにはこの姿勢が大切です。
一定で、快適な状態に保つ必要があるのは、
- 身体の動き
- 呼吸
- 心
この3つです。
- ポーズ
- 呼吸
- 瞑想
のお稽古を通して、身体と呼吸と心を快適な状態に保つ練習をすることで、知的能力は自然に高まっていきます。
集中力を養う具体的な練習方法
ポーズの練習を行う場合、まずは、簡単なポーズから始めてみるのが良いと思います。
“身体”のsthira sukham asanam
どんなポーズでも、リラックス出来るポジションを取ったら、力まずリラックスした状態のままピタッと動きを止めてしまいます。力んだり、モゾモゾ動いたりしていては集中しにくいはず。これで、身体が一定で快適な状態になります。
“呼吸”のsthira sukham asanam
次に、呼吸に意識を移しましょう。呼吸は、
- ペースを一定に
- 深さを一定に
- 苦しくない範囲で、柔らかく
続けましょう。浅い呼吸、速い呼吸、無理のある苦しい呼吸方法では集中力は発揮できませんよね?深く、ゆっくりと、柔らかい呼吸を保つことで、徐々に集中力が発揮しやすい状態が出来て来ます。
“心”のsthira sukham asanam
最後に、心を一定で快適な状態に保つ方法ですが、、、
身体と呼吸が一定で快適な状態に保たれていれば、心も既にある程度一定で快適な状態になっているはず。
あと一つ付け加えるとすれば、それは、
一定で快適な状態に保たれた身体と呼吸を静かに見守る
ことです。
これによって、心が自分以外の物事に振り回され、集中を妨げられることを防ぐことが出来るはずです。
これは、ポーズだけではなく瞑想を通して練習していただくのもオススメです。
いかがだったでしょうか?ヨガによる集中力の養成、少しは把握していただけたでしょうか?
集中というと、歯を食いしばって、息を殺して、というイメージをお持ちの方もあったかもしれませんが、ヨガのアプローチは違います。
- 身体と呼吸が感じる不快感(コリ、力みetc…)を取り除く
- 周りの物事に心をとられない
この2つを意識してココロとカラダを鎮めることで、集中力を養うのです。
余計なものにとらわれる事がなくなれば、その分、知的作業に心を注ぐことが出来るようになります。
記憶力も創造力も、自分の持っているあらゆる知的能力を存分に使い、それらを増大することも出来るようになるのです。
本日はここまで。
次回は、そのリラックス状態や集中力を「困難な状況下で維持する」効果と方法について書いてみようと思います。
よろしければ、またお付き合いください。
Seed Training(シードトレーニング)では、ヨガアライアンス登録校である、カナダ・バンクーバーのDivine Light Yogaのカリキュラムに沿った、シンプルで本質的なヨガ、を指導させていただいております。
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