レッスン先のお客様から最近、ヨガやピラティスのご質問だけでなく日常生活に関するご質問も受けることが多くなって来ました。
ボクとしては、そんな風にご自身の興味の幅を、良い方向に拡げていただけることを大変嬉しく思っております。
ただ、その場で「こんなものを食べています」と言っても言葉だけでは中々イメージしにくいもの。
ということで、Facebookページのほうで1日のボクの食事を、朝食から夕食まで写真つきでアップしましたので、それをここでもご紹介するとともに、それらの食事にどういった効果があって、どういう意図があるのか、ということも併せて書いてみようと思います。
ある一日の食事
朝食
ライ麦パン(ホームベーカリーで焼いた自家製)・・・1枚
自家製豆乳スムージー(豆乳、ブルーベリー、バナナ、キウイ、アーモンド)・・・約200ml
昼食
ライ麦パン・・・1枚
ラタトゥイユ(トマト、オクラ、タマネギ、ズッキーニ、ピーマン、パプリカ、ナス等)・・・小皿1杯
軽食
デコポンのようなミカン・・・1個
ほうじ茶・・・1杯
夕食
ラタトゥイユの雑穀米ドリア風・・・1杯
(ラタトゥイユの上にチーズ少々、自家製バジルペーストをのせました。ベジタリアンですが、ヴィーガン料理にはなっていません)
雑穀米・・・1杯
納豆と水菜の塩麹和え(水菜は自家プランター栽培のもの1束、納豆1パック)
以上
自家製、ベジタリアン、腹八分
というのが、ボクのある日の一日の食事内容でした。
どんなイメージを持たれたでしょうか?
マメやなぁ、肉/魚がない、量少ない...
そんな感じでしょうか。
ボクの中では、
- 自家製
- ベジタリアン
- 腹八分
というのがキーワードと思っています。
自家製
自家製というのは、
- 自分で料理する
- 食材も自分で作れるものは自分で栽培する
という2つの意味があります。インスタント、冷凍、加工食品に頼らないということです。
ベジタリアン
色んなスタイルがありますが、ボク自身どのカテゴリーのベジタリアンに入るかというと、
- 肉、魚、卵を食べない
- 乳製品(バター、チーズ、ヨーグルト等)は摂取する
というスタイルになっているので、ラクトベジタリアンというカテゴリーに近いと言えるでしょうか。
とにかく、野菜を中心に食事を組み立てる、ということです。
腹八分
必要最小限のものだけいただく、むさぼらない、ということです。
健康で、地球に優しくいただく
なぜこのように、自家製志向、ベジタリアン、腹八分な食習慣に至ったか。心ある食べ方をする人たち、それぞれに尊い志をもってご自身の食事を考えていらっしゃると思いますが、ボクの場合は、こうです。
- 自分自身の健康のため
- 地球や自然のため
- 未来を生きる人たちのため
自家製、野菜中心、腹八分の食習慣は内臓への負荷が過大になりません。たくさん食べないと必要な栄養をまかなえないと思うかもしれませんが、ボクの場合はアスリートでもないので、そこまで毎日、数字通りの栄養を摂る必要はないと考えています。事実、そのような食習慣を続けるボクに病気やケガはありません。
肉や魚に異常に執着しなければ、野菜や果物でも必要以上に貪らなければ、無茶な生産は起こらないし、ウナギやマグロ求めて世界中をかけずり回ることもないですよね。地球や自然にキャパシティー以上の負担をかけることもなくなる、とボクは信じています。
地球や自然に必要以上にムチを打って搾り取る、ということは、未来を生きる人たちの資源を奪っている、という事に気づいている人はどれくらいいらっしゃるでしょう。自分が欲に走ったがために、早ければ自分の孫が、たとえ直接会わなくても未来の自分の子孫が貧困に喘ぐかもしれない、と考えてみたら、どうでしょう。
最後に
ボクもかつては肉も魚も、加工食品も冷凍食品もお構いなく食べていましたし、必要以上に大量に食べていました。
変化には、何かきっかけと、それを続ける信念が必要です。
ボクの場合は、ヨガを通して先生や友人達から色んな情報を得て、今の食習慣で落ち着く事が出来ましたが、、、
自分が何か病気になって、、、というきっかけはショッキングですし、そうなってからでは遅いとも言えますよね。
個人的にオススメするのは、何か野菜を育ててみることです。
ボクが坐禅会に参加させていただいているお寺から頂いたしおりに「五観の偈」というのがあります。禅宗の食事の際に読まれるものだそうですが、その一つに、
功の多少を計り彼の来処を量る
という一文があります。
この食物が運ばれて来るまでにかかわった人の働き、神仏の加護を思い、感謝する
という意味だそうです。
自分で野菜を育ててみることで、これを実感することができます。
野菜が太陽や水や土、気温や虫、そして育てている貴方自身の助けを借りながら成長していく様子を見守ることで、神仏というか、地球や自然の存在感をひしひしと感じることが出来るはずです。
健康になれるのも勿論ですが、その気づきといったらもう、感動ものですよ。
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