ボクのヨガのレッスンでは、まず最初にメディテーション(瞑想)を行うようにしています。
このメディテーションの目的、人それぞれだと思いますが、ボクの場合は、
- 呼吸のペースを整える(ゆっくり、深く、柔らかく)
- 体の余計な力みを取る
という目的でやるようにしています。
この2つをメディテーションで行う事によって、体の疲れ、淀みを発見し、その日のお稽古の目的を定めることができる、のです。
これが出来ると、一人でのヨガのお稽古(ポーズの)も、スタジオに通うのと同じくらい効果的なものにすることが可能です。
これはいわば「体をスキャンする」ようなもの。
この、体をスキャンするメディテーションのやり方と使い方、少しお話しさせていただきますね。
まずは座りましょう
まず座り方ですが、これは一定の間快適に座れる座り方で、なおかつ左右対称の座り方であればOK、というのがボクの考えです。
ヨガでは、スカーアーサナ(いわゆるあぐら)、シッダアーサナ(両踵を下腹部に引き寄せる座法)、パドマアーサナ(坐禅の結跏趺坐)のいずれかが考えられるでしょう。
正座もメディテーションに向いた座法だと言えるでしょう。
無理にマットの上に直接座るのではなく、股関節まわりや膝、腰が窮屈であればブランケットやブロックの上に腰を下ろすようにします。経験上、腰が落ち着かない限り、他の部分を冷静にスキャンすることは非常に困難です。
呼吸に最大限頼りましょう
座りの姿勢が整ったら、そこからのプロセスは最大限、呼吸に頼るようにします。
ゆっくりと、深く柔らかい呼吸を行いながら、鼻孔、喉、肩、胸、横隔膜、背中、お腹周り、、、というように体をくまなくスキャンしていきます。
そのプロセスで、息を吸う時、吐く時に動きの悪い箇所、苦しいと感じる箇所があれば、その部分のバランスを取り戻すことをその日のお稽古の目的にすることも、いいでしょう。
また、呼吸そのものの快不快でスキャンするだけでなく、息を吐く時に体の各部を少しずつ脱力させていって、なかなか抜けないガンコなコリやだるさを見つける、というのもあります。冒頭の2.の方法ですね。
以上がお稽古を始める前のSeed Training流ショートメディテーションのやり方と目的です。
大体、3分間ほどやると呼吸のペースも整うし、その日のコンディションを把握することも出来るはずです。
コンディションが把握できれば、あとは不調を改善するのに必要なメニューをピックアップして実践するだけ(適切なメニューをピックアップする知恵は、お近くのスタジオの先生方に教えていただくか、阪神間ならボクにご依頼いただけると幸いです)。
ボクの自分のお稽古では、メディテーションで把握したコンディションから、ヨガに限らずピラティスやフィットネストレーニングのメニューなんかを取り入れる日もあります。
いきなりクリアーにコンディションの把握が出来るようになる、とはいきませんが、一定期間諦めずに工夫して練習していただければ、どなたでも必ず出来るようになります。セルフコンディショニング、セルフヒーリング、自然治癒...そういったものをお求めの方には是非、チャレンジしていただきたいテクニックです。
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