2022年に亡くなったカヌーイスト、作家の野田知佑さんの本が、最近のお気に入りです。
カヌー(厳密にはカヤック)で日本の、海外の川をのんびり旅する自由な雰囲気が、とても良い。海外、アラスカやカナダのユーコンものは特に。
野田さんの自由な旅のスタイルもさることながら、アラスカやユーコンは、そこに住む現地の人たちの暮らし方も自由で、かっこいい。
特に憧れるのは、マウンテンマンと呼ばれる大自然の中のポツンと一軒家で孤独に暮らす人。アメリカの都市部からある日思い立ってアラスカに移住、自分で家を建て、魚を釣って狩猟等をして生きる人のことを言うそうです。
日本のように隣近所との付き合いをする事も無く、かと言って完全に他者との関係を断つというわけでもなく、野田さんのように、たまにカヌーで川を流れてくる旅人にはライフルを撃って自らの存在を知らせ、家に招いてコーヒーをご馳走してくれたりもするそう。
自給自足という言葉が軽く聞こえてしまうくらい、過酷な環境下での孤独のサバイバル(特に、冬を越す厳しさは想像に難くありません)。
でも同時に、自由である事を楽しむ気持ちが強く感じられるのです。
そんな暮らしを、マウンテンマンたちは“Full Life”と表現するそうです。全力で生きる暮らし、という感じでしょうか?孤独に自分のやるべきことを淡々とやれる環境が心地よい(ヨガや居合を好むのもそういった性質が多分に影響しています)私には、とても響く生き方です。
Full Life、いつかしてみたい生き方、です。

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