Yoga Mindと脳科学〜ひらめきをキャッチする〜

ヨガのメンタル・マインド的効能として、インスピレーションや創造力の啓発ということが一般的に主張されています。

ただ、その主張の裏付けとなっているものは、指導する立場とはいえ、まだまだ未熟なボクにとっては少々深遠に過ぎて理解しづらいものでした。

ところが、ヨガとインスピレーションや創造力との繋がりを裏付けるもう一つのルートと思えるものを、発見してしまいました。

それは、脳科学です。

こちらの本から、そのヒントをいただきました。
【送料無料】 脳を活かす仕事術 「わかる」を「できる」に変える / 茂木健一郎 モギケンイチロ…

¥1,155
楽天

どうやらこの本によると、脳にはインスピレーションや創造力のもととなる「ひらめき」をキャッチする回路が存在するようです。(この回路の詳しい仕組みが気になる方は、実際に読んでチェックしてください。専門用語も絡むのでここでは省略)

そして、ここがヨガとの繋がりを大きく感じさせられた点なのですが、

この回路をより効果的に働かせるためには、

リラックスした状態を作り出すこと

が大切だということです。

本の中では、「根を詰めて仕事をしている時よりも、休憩の散歩中により良いアイデアが出て来たなんていう事はありませんか?」という例が出されていましたが、ヨガも休憩中の散歩、いやそれ以上にリラックスした状態を作り出す可能性をも十分に持っています。

アーサナ(ポーズ)の稽古では、深くゆったりした呼吸とともに全身を伸ばし、緩めることで身体的なリラックス状態を作り出すことが出来るし、

メディテーション(瞑想)の稽古では、ボクがカナダで教えを受けていた頃は”Be an observer…”とか”Just observe…”(ただ観察するだけ...)という事を先生方から言われましたが、それによって何か一つの思考(多くの場合は、重要性を持たない、単に派手だったり、刺激的だったりするもの)にとらわれる事なく、精神的にリラックスした状態に入ることが出来ました。

これは個人的な経験ですが、そうした心身のリラックス状態が高まってこそ、余計なものがそぎ落とされて、自分の軸になる活動のインスピレーションや創造力も高まってくるように思います。

う~ん、余計なものがそぎ落とされるっていうよりも、リラックスした状態だから、そうした余計なものは勝手にボロボロと落ちて行く、といった方が、感覚的には近いのかも。

ヨガはインスピレーションや創造力を啓発することが出来る、という主張の深遠な裏付けは、少し単純化すればこういう感じなのでは、とボクは取りました。

ただ、ヨガがそうしたインスピレーションや創造力を高める唯一の方法か、最善の方法か、という点については、人それぞれということで。

合掌

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA