ボクの自宅出張レッスン/個人レッスンにおける基本スタンスは、
完璧でなくて良いから、快適に感じるように行ってください
というものです。
どういう事かご説明するために、ヨガを例に出してみましょう。
取り上げるのはコブラのポーズ。
まずはこの写真。スタジオでの貴方の先生方、あるいは雑誌や本、DVD等で有名な先生方やモデルさんがこのような美しいポーズを取られていると、どうしても「これが完璧」で、私たちはここに到達しなければならない、そんな気になるのではありませんか?
ところが、これが落とし穴で、自分の体のコンディションに目を向けずにガムシャラに完璧を目指そうとすると、健康と癒しを得るためのヨガやピラティスで、かえって体を痛めつける結果にもなってしまいかねません。
この点について、ヨガの先人はこんな言葉を遺してくれています。
sthira sukham asanam
姿勢(ヨガのポーズ)は一定で、快適なものでなくてはならない
いくら本やDVDのデモと同じ形に近づいてみても、腰や首に激痛が走ったり、呼吸が苦しくなるようでは、残念ながらそれは貴方のポーズではありません。
見た目よりもまず、貴方が快適に呼吸ができ、ピタッとそのポーズを保ち続けられるポイントを見つけることの方が、ヨガやピラティスを行う目的である健康促進、癒しといった効果を引き出すためには重要です。
たとえば、このコブラのポーズであれば、こんなモディフィケーション(変化)が考えられるでしょう。
スフィンクスのポーズ(ブロック補助付)。手ではなく前腕で体を支え、さらに首が辛い場合はブロックに額を置けるようにします。ピラティスにしても同じです。骨盤を立てて背中を真っ直ぐに保つためには、必要であればブロックやクッションを使ってその上に座っていただきますし、あるいは仰向けになってエクササイズを行っていただく場合もあります。
Seed Trainingではyoga worksさんのブロックを使用させて頂いております。雑誌や本、DVDの独学では、初心者の方はこのあたりの微妙な「さじ加減」が難しいのではないでしょうか。
また、スタジオでレッスンを受けた事のある方では、周りの「できる人」を見て、自分もそれに合わせようと無理をした、という経験がある方も少なくないのでは?
もし「完璧」を求めるとするならば、それは
完璧な快適性
であるべきだと思うのです。
独学で頑張っていらっしゃる方やスタジオでお稽古されている方で、これまで完璧を求めて頑張って来られた方には、この記事が、安全で効果的な「完璧な快適性」というものを考えていただくきっかけとなれば幸いです。
合掌
Seed Training(シードトレーニング)の自宅出張レッスン/個人レッスンは、お客様とボクとのマンツーマンレッスン、またはお客様と気心の知れたご家族、ご友人だけのセミプライベートレッスンなので、周りの人に合わせようと無理をする必要は全くありません。徹底して快適に感じていただけるメニュー作りを行い、一番の目的である、心と体の健康と癒し効果を引き出すことにこだわります。
もし阪神間にお住まいの方で、ヨガ/ピラティスを始めてみようとお考えであれば、是非Seed Trainingの出張レッスン、ご検討いただけると幸いです。
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