2回目となるタイ修行では、新たな発見もありました。
それが、ワットポーで体験させていただいたルーシーダットンです。
ここでは、
- ルーシーダットンって何だろう?
- わたしのルーシーダットン@ワットポー体験レポ
- ワットポーでルーシーダットンを体験する方法
について書いてみようと思います。
ルーシーダットンとは?
ルーシーダットンは、ルーシー(仙人、行者)が自己の身体を整えるために行う体操、身体技法として発展、確立したものといわれています。
実際どのような内容かといいますと、それに関しては以下の写真をご覧いただくのが早いかと思います(クリックで大きくなります)。
ハタヨガ(陰ヨガ、パワーヨガ等を含めて)のお稽古をされている方の中には、「あっ、ヨガのポーズと似てる!」って思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、ポーズの形は全く同じというワケではないですし、ヨガと比較して、ルーシーダットンはより身体面(フィジカル)の調整に主眼を置くという目的においては異なりますが、何らかの繋がりがあることは間違いないでしょう。
ワットポーでは、タイ古式マッサージのセラピストさんの自力整体の方法としてカリキュラムの中で指導されていたり、毎朝実践されていたり(見た限りでは、ホントか〜?って感じでしたが)するようです。
ルーシーダットン@ワットポー体験レポ
このルーシーダットン、コース受講中に座学でどんなものかレクチャーを受けましたが、やっぱり「実際やってみないとわからない」ということで、朝イチのワットポーに潜入してマッサージ所のセラピストさんたちがやっているというルーシーダットンアワーに飛入りで参加してきました。
開始時刻は午前8時。ルーシーダットンでカラダを動かすのはおよそ30分。
わたしが参加した時は、
- 首、肩まわりのシンプルなストレッチ
- スクワット、ランジポジションを含む下肢の運動、ストレッチ
- バランス系のポーズ
といった流れで、およそ10~15のポーズをやりました。
時間といい、運動の強度といい、感覚は「ラジオ体操」のような感じ。
でも、ダイナミックな動きではない、ゆっくりなリズムで、バランス系のポーズも含めて行うので、無理なく丁寧にカラダを整えてるなぁ、っていうのを実感できました。
- 普段からフォームに注意を払ってトレーニングをされている方
- ヨガ/ピラティスの動きに慣れていらっしゃる方
なら、すぐに各ポーズのポイントをおさえて、その効果を実感していただけるのではないかと思います。
ワットポーでルーシーダットンを体験する方法
最後に、あんまり知られていない?ワットポーでルーシーダットンに参加する方法をご紹介。
方法としては、
- ワットポー・タイ・トラディショナル・マッサージスクールのルーシーダットンコースを受講する
- ワットポーマッサージ所前で午前8時から行われる30分のルーシーダットンアワーに参加する
の2通りがありますが、今回は2.の方法をご紹介します。
手順は以下のとおり。
- ワットポー入口の券売所で「ルーシーダットンに参加したいんです」と伝え、拝観料(100バーツ)を払ってワットポーに入ります。
- ワットポーに入ったら、8時までにマッサージパビリオンに行って下さい。
- 8時ちょうどになったら先生がやって来てルーシーダットンが始まります(ちなみに裸足で行いますので靴下は脱いでおきましょう。終わった後に足を拭くウェットティッシュなんかも持参すると良いかもしれませんね)。
*注:1.ですが、必ず片言の英語でも何でも良いので「ルーシーダットンに参加したいんです」と言うようにしましょう。じゃないと、ワットポーの公式オープン時間が午前8時半なので、拝観チケットを出してもらえない可能性があります。
基本、ルーシーダットンのレッスンは見様見真似と口頭(英語)での指示だけで行われますが、興味があれば是非。
ルーシーダットンだけでなく、オープン前の人の少ないワットポーを散策するのもとても気持ちがいいものですよ。