化繊が苦手(静電気を貯めこみやすい体質なもので)な私はレッスンで着用するものは木綿を中心とした天然繊維がメインです。
バリバリのアスレティックなトレーナー、ではなくヨガインストラクターなので機能的な化繊のウェアは着ることなく、動きやすい、静電気の起こりにくい普通の服を使っているのですが、最近どれも経年劣化が起こってきまして。特にパンツの膝。破れたり、薄くなってきたり。
でも、天然繊維は単に経年劣化するだけではなく、柔らかく「育つ」んですよね。何とも言えない安心感、着心地の良さ。捨ててしまうのは勿体ない。
ということで、自分なりに継いでみています。
白いのは、タイで見つけたオーガニックコットン。右のネイビーは会津木綿の「山袴」(やまっぱかま)という独特のシルエットのパンツ。当てているのはいずれも会津木綿の端切れたち。
白の方はあて布面積がどんどん拡大中で、いずれ100%会津木綿のパンツにそっくり変わってしまうかもしれないな、なんて思うときもあります。
人間の細胞の変化にも思いを起こさせてくれます。毎日変わらないと思っているこの身体も、じつはミクロの世界では膨大な数の細胞が日々入れ替わり、真っ白のパンツが100%会津木綿の端切れで出来たパンツに置き換わるように、何年かすると以前の細胞とは100%異なる細胞で構成される身体となるのです。
となると、「変わらない私」というものは身体に関しては当てはまらない、そしておそらく心にも(諸行無常)、、、
という話はまたの機会にして、継いで補修してものを長く使う、ということにハマっているというお話でした。
継ぎ、つながりで、陶磁器、漆器の金継ぎなんかも、そのうちやりだすでしょう。
身体に関しても、私のやり方は「継ぐ」イメージでのアプローチでしょうね。大規模に、劇的に行う「肉体改造」的な感じではなくって。
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