タイ料理食べある記

わたしが2回のタイ修行で体験したタイ料理をご紹介する、題して『タイ料理食べある記』。ぜひ、肩の力を抜いて、そしてもし余裕があれば、薬草学のページと関連づけながらご覧いただけると良いかと思います。

定番タイ料理

特にトムヤムクンは、レモングラスチリ(辛み)、柑橘類(酸味)などタイハーブをふんだんに使った『薬膳料理』と言ってもいいのではと思います(個人的にはすごく辛かったですが)。

他の料理にも、上記のハーブはもちろん、生姜やを使うものが結構あったように思います。

安心の?麺&米料理

辛いのが苦手な人には(わたしも含む)安心の麺&米料理たち。定番はパッタイですが、カオ・パットも安心。よく見ると薬味?として添えられているのも、ネギだったりライムだったり薬草学に出てくるハーブですよね。

個人的には、マッサマンカレーカオソイは大ヒットでした。薬草学で言うと「木の実風」の味に該当するのでしょうか。マイルド、まろやか、まあるい、そんな表現がふさわしい味でした。マッサマンカレーは日本でも知名度がアップしてきてますよね。カオソイもそのうち来るのでしょうか(もう来てる?)。

ワットポー学食メニュー

タイ滞在中の一番の冒険は?と聞かれると、おそらく「ワットポーの学食でご飯を食べること」と答えても良いくらい冒険したのが、学食でのランチ。

料理の名前もわからない、最初のうちは辛さがどんなものかも想像がつかない超ローカルなメニューが毎日日替わりで登場します。校外に出ると、ホテル併設のカフェなんかでわたしたち外国人向けのマイルドな料理も味わえるのですが。

学食、とにかく安いんです(写真のメニュー全て、ごはん+おかず2品で毎回50バーツ以下だったと思います)。だから常に冒険し続けました。

おかげで、生姜がものすごい大きさで、ものすごい量で炒められているとか、フレッシュな胡椒の実が、遠慮なく、普通の野菜と同じくらいの勢いで炒め物に入っているとか、ピーマンと同じような大きさで、何食わぬ顔でチリが入っているとか貴重な経験、勉強をさせていただきました。

美味しい、お手軽、フルーツ

辛いもの苦手、という人も逃げ道?があるのがタイ。わたしもよく食べたのがフルーツです。

よく「屋台の食事は衛生面で心配。。。」という声を聞きますが、肉や魚はともかく、フレッシュフルーツは大丈夫なのではないでしょうか。事実、わたしはフルーツ類は学校前に来るカートのおじさんから買ってほぼ毎日のように食べていましたが、全く問題ありませんでした。(ただし、全ての人にわたしの事例が当てはまるとは断言できませんが)

ちなみに、タイ伝統医学の薬草学の分類に従うと、パイナップルは甘み、やや未熟なバナナを使ったクルアイトート(揚げバナナ)は渋み、ココナッツは木の実風、といったところでしょうか。ちなみにカートでよく売られているものは、写真の他にはメロンパパイヤ柑橘類などがありました。

もともとタイ料理好き(辛すぎるものは除く)なのですが、単純にタイ料理を楽しむだけではなく、タイ古式マッサージの勉強に沿って、タイ伝統医学、薬草学に触れてからタイ料理に接すると、タイ料理にも医食同源のようなコンセプトがあるように感じられて非常に興味深かったです。