タイ古式マッサージは、ストレッチ的な施術の特徴から、筋肉や血液循環を中心とした身体のコンディションを整えるボディワーク的なイメージが強いかもしれません。

ですが実際は、“セン”と呼ばれる身体を巡るエネルギーラインに沿って、“ルン”と呼ばれるエネルギーのバランスを整えるために行われる、エナジーワーク的なマッサージとして発展してきたものです。

ここでは、タイ古式マッサージが基本概念として捉えるエネルギーと、その通り道であるエネルギーラインのこと、それらの概念に基づくタイ古式マッサージの効果についてご紹介しようと思います。

エネルギーとは？

エネルギー「ルン」とは、タイよりももうちょっと東の方（日本や中国、韓国）の言葉で言うと、「気」（き）というヤツです。ちょっと西、インドの方では「プラナ」なんていう言葉が類語としてヨガを中心に使われたりもしています（注：それぞれ微妙にニュアンスが違って、必ずしもイコールでは結べません）。

一般的には、目には見えないけれども万物に存在し、生きとし生けるものの心と体のコンディションに影響を及ぼし、自然治癒力というものも、このエネルギーの状態によって働きの強弱に影響が出るとされています。

エネルギーラインとは？

血液は血管を通って全身を巡ります。エネルギーはエネルギーラインと呼ばれるラインを通って全身を巡ると考えられています。

これも目で確認することは出来ません。感覚と、その経験知の積み重ねによって各地でエネルギーラインの考えは形成されてきました。

タイではセンの理論が、中国では経絡の理論が、インドではナーディの理論が、というように（注：これもそれぞれ微妙にニュアンスが違って、必ずしもイコールでは結べません）。

エネルギー的に見た、タイ古式マッサージの効果

タイ古式マッサージは、

• エネルギーラインへの指圧療法
• 施術者のサポートを受けながら行う、体を曲げ、伸ばし、捻るヨガのポーズに似たストレッチ動作

を通して、

• 全身のエネルギーラインの通りを良くし、エネルギーの滞りを解消する
• エネルギーの適切な流れを調整する（流れるルート、量など）

ことを目的とします。

お受けいただき、全身にエネルギーがバランス良く巡るようになると、きっと身体が軽くなったような、爽快なリラックス感を感じていただけることでしょう。

それが、全身のエネルギーバランスを整える、タイ古式マッサージの1番の効果だと、わたしは思っています。

この感覚が少しでも長く続くような健康な生活習慣（運動、身体の使い方、食事、睡眠）を心掛けていただければ、それが自然治癒力をさらに触発し、こちらのページでもご紹介しているような、

• 筋肉痛、筋疲労を和らげる効果
• 体のコリ、頭痛等を軽減する効果
• 関節の動きを回復する効果

といった身体的な効果を期待することも、決して夢ではなくなります。

そんなタイ古式マッサージを通したリラックス体験、Seed Trainingでいかがですか？