10年近くぶりに奈良・柳生の里へ。

奈良公園エリア（春日大社、東大寺、興福寺）のあまりの人の多さに困り果てそこから少し離れた新薬師寺方面へも逃れたものの一息つけず、車で来ていたため最後の手段？で柳生の里まで。

だいたい30分ほどで人と鹿の混沌から無縁の別天地へ。

徳川将軍家の剣術指南役を勤めた柳生一族が戦国以前から明治の世まで平和に治めてきた、山の中の小さな里。

巨きな磐を御神体とする天乃石立神社がある森の中で、領主も家臣団も剣の稽古に励んだとか。

この澄み渡った清らかな森の中で稽古をした武士たちはどんな剣を遣ったのだろう。

きっと無駄な動きや力みの無い、それでいて精確な剣、威圧的ではないけれども侵し難い威儀を具えた静かな強さを湛えた人たちだったのだろうと想像します。

高い技能を有しながらも自らは沈黙を守り、領内をその気風に至るまで含めて守り抜き、剣の技と心両面の深みを探り続けた一族とその聖地。

個人的には理想形の在り方の一つです。

＊2024年6月時点では、既存のお客様でスタジオ受け入れ許容人数に達しておりますため、新規のお客様の体験・ご契約の受け入れが出来ない状態です。ご了承のほど宜しくお願いいたします。

お問合せ :

レッスンのお問合せはこちらからお気軽にどうぞ。

ブログランキング参加しています。清き1クリックいただけると嬉しいです。

にほんブログ村

小さなものでは、少人数のグループから、もう少し規模の大きなコミュニティ、組織と呼ばれるものにも属さず、

大きなものでは、社会や世間、国だったり、国同士がひしめき合う世界からも、遠ざかり、離れる。

大小のそういった集まりがそれぞれに主張する、主義や思想、常識、価値観のいずれにも親しまない。

何からも遠ざかり、離れ、明確にどこかに所属しているという意識は、無い。

2020年以来、そういう方向で日々を送って来たなあと、ふと振り返ってみて思います。

レッスンについても、その傾向はあるかな、と。

続きを読む →