“マイブーム”という言葉を使い始めたみうらじゅんさんが最近のマイブームで、著書「マイ仏教」というのを読ませていただきました。
ご自身のこれまでと仏教の関わりを軸に、みうらさんなりの仏教観「マイ仏教」がさらりと書かれています。
素敵だなぁ、面白いなぁ、と思いました。
みうらさんの仏教に対する視点、咀嚼&吸収力、実践力というのは見習いたいところがあります。
続きを読む“マイブーム”という言葉を使い始めたみうらじゅんさんが最近のマイブームで、著書「マイ仏教」というのを読ませていただきました。
ご自身のこれまでと仏教の関わりを軸に、みうらさんなりの仏教観「マイ仏教」がさらりと書かれています。
素敵だなぁ、面白いなぁ、と思いました。
みうらさんの仏教に対する視点、咀嚼&吸収力、実践力というのは見習いたいところがあります。
続きを読む岡倉天心の『茶の本』芸術鑑賞の章で、小堀遠州に関する面白い逸話が挿入されています。
この逸話は私たちが芸術鑑賞する時にも、あるいは身に付けるものや家に置くもの、口にするもので本当の「私のお気に入り」に出会う上で大切なことを伝えてくれているように思います。
その話というのは、
続きを読む自粛、ステイホーム等の窮屈な言葉を見たり聞いたりしない日がないここ最近、ただただ外出を”我慢”するだけのような暮らし方は避けたいところ。
私の場合、ヨガ・ピラティス、居合などで身体を動かすことは続けつつ、それ以上に増えたのが読書の時間。
本を読み、そこから印象に残ったことを自分なりに実践したりすることを楽しんでいます。
その中で個人的にお気に入りの吉川英治『宮本武蔵』の柳生一門が出る部分を読み返しました。
藩主の柳生一族を筆頭に武術の達人たちでひしめいていながら出世栄達を求めず、柳生谷で黙々と過ごす彼らを著者は「偉大な蛙(井の中の蛙の意味)」と表現します。
世の中が荒れ狂う乱世であっても、実力でのし上がれる下克上の世の中であっても、己の井戸の中で月を映し、落葉を浮かべながら、黙々と己の心身を涵養することに勤しんだ、と。
また、この小説を原作とした井上雄彦氏の漫画『バガボンド』では、当主・石舟斎が自らの名前とかけて「石舟はついに浮かばず!」と、水面の乱世に躍り出なかったために武術が完成し、それが無事守り抜いた領地と共に次世代に受け継がれることを喜ぶシーンがあります。
心から憧れる生き方です。
大海から離れた井戸を掘るには、あるいは水面から深く身を沈めるには、どうすればいいのか。
大海、水面との不要な繋がりを切ってしまえばいい。ということで、とりあえず以下を実行しました。
これだけでも随分と居心地のいい井戸が出来上がります。なかなかストレスフリーなステイホームです。
必要以上に情報が入って来たり、他人のストレスを聞かされたり、同調圧力を感じたり、そんなことが必要以上にステイホームのストレスを増大させてしまうのかもしれません。
今後再びスタジオにお越しいただくお客様には、安心してご自身と向かい合っていただける井戸をご用意しておきたいと思っています。
皆さま、どうぞご自愛専一に。
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ここ最近、明治期に鎖国状況にあったチベットに密入国し仏教を学んだ河口慧海師の『チベット旅行記』という本を読んでいました。
そこで度々登場する飲み物がありました。それが慧海師曰く「バタ茶」(バター茶)。
もう何度も何度も繰り返し登場するので、気になって気になって。
で、たまたま上質のギーが手に入ったものですから、とうとう作ってしまいました。