『わたしの小さな古本屋』という素敵な本に出逢いました。倉敷・美観地区で古本屋をされている田中美穂さんという方が20代でお一人で立ち上げられたお店のエピソードが書かれたエッセイ集です。
田中さんと同じように、一人で小さなヨガ・ピラティススタジオを運営し、しかもビジネスを大きくとか有名に、とかいう望みも全く無い私には、どこか親近感をおぼえ、安心すらさせてもらえる本でした。
会社勤めが馴染まない、という理由で古本屋開業を思い立たれる点も、私と全く同じ。カナダで学んだ私が日本のスポーツクラブの体育会系な空気に馴染むはずがない、のは分かりきっていましたし、カナダ滞在中にあちこち巡ったヨガ・ピラティススタジオには、個人で、あるいはごく少数で運営する個性的でアットホームな素敵なスタジオが幾つもありましたから、そういうやり方への憧れもありました。
お客さんが来ない(私の場合はありがたいことに土日祝は満席状態ですが)、儲からない、でもどういう訳か続いている、というのも「小さなお店あるある」かもしれません。
この本の目的には、若い人のこうした形の起業を後押しすることも入っているようですが、同じく些細はわからないけれども何故だか10年以上スタジオが続いている私も「まあ、なんとかなる」と、何の根拠もない同意と後押しを、させていただきたく思います。
実は昨年、日帰りで倉敷に行ったんですけどね。残念ながらその時は気付かずにスルーしちゃってたかも知れません。今度は、民藝館と、倉敷ガラス探しと、田中さんの本屋さん、お邪魔したいものです。

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