病気のことも、紛争のことも、果ては芸能関係のことも、ここ数年ほど、世間と距離を置く事がいかに心身ともに快適に過ごす上で必要かと実感したことは無かったように思います。
そうした世間のトピックに触れて、反応して、意見や感情が次々と起こると、苦しいだろうなあと思います。
怒り、恐れ、執われ、、、世間に反応して沸き起こる感情に良いことなんて一つも思い当たりません。ニュースに対して意見を持つことも、何かを主張することにも価値を感じません。
心身の健康を保つ上で必要なのは、世間と距離を置く事、世間のトピックに極力触れない、触れてしまったとしてもさらりと流すということ。冷たい言い方ですが。
世間でどのような事が起きているかを認識しつつも、それに執われることなく、外に向かって何も言わず、私は自身の心と身体を調えることに全てを注げるように努めているつもりです。
世間や他人に向かって平和や平等を主張する(時に誰かを悪として批判・攻撃する)よりも、まずはこの心と身体に平和と平等が実現することの方が現実的で、大切だと思っているからです。
明治時代にチベットを訪れた僧侶・河口慧海師が伝えられたチベットの仏教説話にこういうものがあるそうです。
「この地球を全部牛の革で覆うならば、自由にどこへでも裸足で歩いてゆける。しかし、そんなことは不可能だ。しかし自分の足に牛の革を張った靴さえはけば、世界中を牛の革で覆ったのと同じことである。どこへでも歩いてゆけるのだ。それと同じように、この世界を争いの無い理想の世界にすることは、おそらく不可能であろう。しかし自分の心に菩提心を発すならば、世界は直ちに争いの無い世になったのと同じになるのだ。」
どうですか?世間から距離を置いて、自分自身と向き合って、心も身体も鎮めて、調えてみませんか?
世界から争いや諍いが無くなることは相変わらず無いでしょうけど、目の前、身の回りには、平和が訪れる可能性は、かなりの確率で、あると思いますよ。
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