「マインドフルネス」を世界に広めた第一人者、ベトナムの禅僧ティク・ナット・ハン師が遷化されて一年。
師の最晩年の日々を映したドキュメンタリーがPlum VillageのYouTubeチャンネルで公開されています。
そこには、脳卒中で身体と言葉の自由を失いながらも、はっきりとお弟子さんと意思疎通を行い、また、慈悲と理解を示して一般の方々と接する師のお姿が映し出されていました。
禅、仏教の真髄そのものとなられたからこそのお姿かと思われます。
頭で理解し、言葉で説明できるだけでは、師のようにはなれないでしょう。
ヨガも、あとは個人的に稽古している武道も、もちろん心身ともに健康であるに越したことはないのですが、行き着きたい所は、ここだな、と。
思えば、亡くなられた私の居合の先生も、刀が振れなくなってからも、私の目には亡くなられるまで居合を行なっておられたと、見えました。
拈華微笑
不立文字 教外別伝
直視人心 見性成仏
維摩一黙
以心伝心
などなどが禅語として伝えられていますが、言葉よりも存在そのもので伝え、わかりあえるのが、より深く、より正確なコミュニケーションなのかもしれません。

お問合せ :
レッスンのお問合せはこちらからお気軽にどうぞ。
ブログランキング参加しています。清き1クリックいただけると嬉しいです。

