クリスマスに寄せて、今年見た絵画の中で個人的にトップクラスに印象的だったエル・グレコ『キリストの祝福』の思い出を。
神戸市立博物館に巡回して来たスコットランド国立美術館展の中に、それはありました。
一切の造作の無い表情で真っ直ぐこちらを見つめるイエス様。
左手を水晶の上に、右手は3本の指を天に向けて。
頭部からは柔らかな白光。それを見ていると頭部からだけではなく、全体から薄っすらと光を発しているようにも見えて来たり。
ヨガ、仏教(特に禅)寄りでキリスト教の事は恥ずかしながら何も存じませんが、
嘘偽りの無い清らかさ、神々しさ、しばらくの間ずっと真正面に立ち尽くしました。
ラマナマハリシをはじめとしたインドの聖賢と呼ばれる人たちの肖像写真の表情、如来様、菩薩様の表情に通じるものを、エル・グレコの描くイエス様の表情にも感じたように思います。
この境地に一歩でも、半歩でも近づけたら、と。
来年も素敵なアートにインスパイアされる機会に恵まれますように。
自分らしく味わうためにも、日頃から心と体を自分なりに整えておきたいものです。
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