ここ最近、明治期に鎖国状況にあったチベットに密入国し仏教を学んだ河口慧海師の『チベット旅行記』という本を読んでいました。
そこで度々登場する飲み物がありました。それが慧海師曰く「バタ茶」(バター茶)。
もう何度も何度も繰り返し登場するので、気になって気になって。
で、たまたま上質のギーが手に入ったものですから、とうとう作ってしまいました。
バタ茶
材料：
- 紅茶 ティーパック1袋
- 水
- 豆乳または牛乳
- バター
作り方：
- 紅茶を淹れます。
- カップに紅茶と豆乳または牛乳をお好みで入れてミルクティーにします。
- カップ1杯あたり小さじ1杯弱のバターを入れ、溶かして完成。
この時は、たまたま紅茶はチャイのティーパック、バターの代わりにギーがあったのでそれらを使い、
インド？チベット？ヒマラヤ風？
そんなバタ茶になったかなと思います。
ギーだからなのか、カップからはバターの甘い香りが漂い、口に含むと何ともまろやかで柔らかい、至福の1杯が出来上がりました。材料には入れていませんが、お好みでお砂糖を足してもいいかと。
油のギトギト感なんて全くありません。
慧海師はチベット高原の過酷な旅路でこれを飲んで暖を取り、孤独の中でチベット仏教修行への情熱を奮い立たせたのかと思うと、感慨深いものがありますね。
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