タイで出家してお坊さんになられた日本人、プラユキ・ナラテボーさんの本『「気づきの瞑想」を生きる』を読みました。
タイ古式マッサージを本場バンコクで二度に渡って学んだ者として、そしてヨガや禅を通して瞑想、坐禅を実践する者として(タイ訪問時にはタイ仏教式の瞑想もやりました)、「タイ」「瞑想」「気づき」というキーワードに興味をひかれるものがありました。
みなさま、こんにちは。そして、こんばんは。
2017年4月のスケジュール(休業日、イベントお知らせ等)のおしらせです。
は、Seed Trainingスタジオでの個人レッスン/タイ古式マッサージ、お客様宅での出張レッスン/タイ古式マッサージともにお休みとさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
ヨガ哲学とマインドフルネスを中心とした瞑想会『Seedサンガ』を月に1回行っています。4月の開催日は、以下の通りです。
これまで毎週土曜日、日曜日に設けておりましたグループレッスンですが、しばらく中止とさせていただきます(再開時期は未定です)。今後はグループレッスン制度開始前に行っていた不定期でのワークショップ、各体験プログラム(陰ヨガ体験、ピラティス体験等)を開催させていただく予定です。
ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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趣味の珍しい国の料理食べ歩き、先日はトルコ料理の前菜の盛り合わせをいただきました(以前もトルコ風アレンジのレシピをご紹介したことがありました。個人的に結構トルコ料理好きのようです)。
その時に出会ったヨーグルト和えが美味しくて、自分なりに作ってみたのが今回の「トルコ風ほうれん草のヨーグルト和え」です。おひたし並みに簡単なので、いつもと少し違ったほうれん草の食べ方をしてみたい時にいかがでしょう?
トルコ風ほうれん草のヨーグルト和え
材料:
作り方:
超シンプルアレンジでご紹介しましたが、上記材料以外にも、
などを加えても良いと思います(実際私がレストランでいただいたものはガーリックも入っていました)。
ほうれん草以外の野菜で作ってみるのもアリだと思います。
等はいかがでしょう?
夏ごろ、よく冷やしたものを食べたら美味しいだろうなあ。
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ヨガ哲学の目指す視点は、二元的思考(dualism)の世界を離れた視点。これを、タマス(暗質)、ラジャス(激質)に対するサトヴァ(純質)という言葉で表現したりもしますし、陰ヨガの陰陽理論では、陰と陽の境の道(Dao, またはTaoと読みます)と表現したりします。言い換えると、
勝ち負け、善悪といった決め付けをしない視点であり、姿勢。そう捉えていただいてもいいかと思います。
これに関して、坐禅会でこんな事がありました。お坊さんがされていたのは仏教の「不浄」のお話。
不浄というのは、浄らかではない、という意味。日常の価値観や概念では、あれが綺麗、これが浄らか、といった判断が下されますが、仏教ではそれらは全て我々の思い込みで、実際には全てのものは不浄、すなわち綺麗でも浄らかでもないと言っています、と。
このお話に対して、一人の参加者の方がこのように質問されました。「じゃあ、仏教では全てのものは汚いっていうことですか?それって、ネガティヴじゃないですか?」と。
それに対してお坊さんの方は「え?そうでしょうか?」と答え、私たちの身体を例に挙げて不浄の説明をお続けになり、、、という形で暫くやり取りが続きました。
その間お二人の問いのやり取りを横で興味深く拝聴しながら、私にはふと下図のようなイメージが頭の中に浮かび上がりました。なんか高校の数学で出て来たような図ですね。
この四角形を私たちの心とお考え下さい。その中に「綺麗」という価値観と「汚い」という価値観があります。
おそらく質問された方の心の中では、不浄=綺麗ではない=汚いということで、ネガティヴなイメージに繋がってしまったのかな、と思われます。
こんな風にも表現できるかもしれません。「綺麗」か「汚い」という2つしか選択肢がない状態。なので「不浄=綺麗ではない」と言われると、不浄なものの持っていきどころは「汚い」の枠より他はなくなってしまいますよね。
ところが、最初の図には「綺麗」でも「汚い」でもない大きな空白部分があります。
お坊さんのお話されていた一切のものは不浄であるという仏教の教えは、この空白部分に目を向けなさいという教えではないだろうか、と思いました。
お釈迦さんが説いたとされる「中道」(両極端に走らない)と通じる意味合いでの「不浄」なのでは、と。
ヨガの、二元的思考の世界を離れた視点・境地とも通じるものを感じます。
あらゆる場面で「二極化」の拡大が進んでいるとも言われる今日、上図の空白部分に当たるスペースはグッと小さなものになり、その価値も、存在すらも認められにくくなっているかもしれません。
でも、ヨギとして、坐禅をさせていただいている者として、二極化の隙間の小さな空白部分にこそ、安心や平穏、満足、救い、あらゆるポジティブの種があることをご紹介したいと、私は思っています。
ヨガの、メディテーション(瞑想)ではないポーズの練習を通してでも、もちろん、ピラティスの繊細なボディーコントロールを通してでも。
力みすぎたり、体にアタマの言う事を聞かせようとしすぎたりするのでもなく、
体も意識も、脱力やリラックスを超えてダラっとさせてしまうのでもない、
そんな練習をしながら。
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前回「なぜ◯◯?」シリーズのまとめとしてUPした『わたしって何だろう?』という記事に関連して、ちょうど良いタイミングで?参加した坐禅会でお話いただいたテーマが『坐禅と「わたし」』の関係についてでした。
坐禅やメディテーション、瞑想の効果(以前にも今回とは別の効果について『坐禅会で聞いた、メディテーション(瞑想)の効果』という記事をUPしたことがあります)と言えることだと思われるので、少しシェアさせていただきます。
坐禅をすると「わたしが!」という感覚が次第に薄まってきます。そうなると、
姿勢も呼吸も「わたし」がコントロールするのではなく、自然に整ってきます。
雑念に対しても、抑えようとしなくても、放置しておいて気にならなくなってきます。
「わたしが坐禅をする」のではなく「(わたしが)坐禅になっていく」ような感じ。
坐禅やメディテーション、瞑想の質が高まってくると、そのようになっていきます。
そうした「わたし」が薄まった坐禅が出来ているベテランの参加者の方は、出かけた先で美しい自然や風景に出会うと、その中で坐禅したくなる気持ちを持たれるそうです。そして実際に、少し坐ってみられるそうです。
そうすると、ただ単に歩いているよりも、よりその自然や風景を味わい、気持ちよく感じられるそうです。
なんとなく、そうかも、という気持ち、共感できるところはないでしょうか?
以前の記事でご紹介させていただいた「お茶がより美味しく感じられる」という効果と共通していますが、この場合は「わたし」が薄まったことで自然に美しいもの、心地よいものが身体と心に浸透してきたのだ、とは考えられないでしょうか。
「自分らしさ」や「自分の意見」が強調され、求められるいま、
Seed Trainingはあえて正反対の「わたし」を薄めることとその良さをご提案してみたいと思うのです。
その良さを実感していただくには、実際に体験し、練習を重ねていただくことが必要です。
Seed Trainingでは、メディテーション(瞑想)の体験と練習の場として、毎月末の日曜日にSeedサンガ(月例瞑想会)を開催しております。ぜひお気軽にご参加いただければと思います。
お待ちしております。
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