こころみ〜心の解剖学

当サイトでも、レッスンでもよくお話しすることですが、私がヨガのティーチャートレーニングで先生から最も多く教わったのが、ヨガ哲学仏教も含んだ心に関する智慧。

レッスンではあまり多く語りませんが、ご興味をお持ちのお客様や、直接レッスンという形ではなく、当サイト上でのご縁だけの方にも、私が学び、実践してきたものの中から、

今この瞬間に生きるための心

を身につけるための、心に関する情報をシリーズでご紹介していきたいと思います。

  • 過去の苦しみから立ち直れない
  • 将来に大きな不安を抱えている
  • 強い感情に心が支配されそうだ

そんな方にとって、少しでもお力になれるようなものを書いていければと願っています。

第1回目は、言うなれば「心の解剖学」です。

心はどんな構造をしているのか、仏教心理学の智慧をお借りしたいと思います。

蔵識と意識

仏教心理学では、意識は六識といって六層構造になっていると説きます。その中で特にピックアップしておきたいのが「蔵識」と「意識」です。それぞれ、「潜在意識」「顕在意識」と言い換えても良いかもしれません。

蔵識とは、様々な感情、感覚、性質を「種」として蓄積するところです。自身でこれまで経験したもの、あるいは遺伝したもの等、一切の心的要素がここに眠っているとされます。

人の骨、筋肉、内臓の種類や数が基本的にみんな同じであるように、一切の心的要素がみんな同じようにこの蔵識に備わっているのです。

一方、意識とは、蔵識にある「種」が芽を出し、その力を外部的に発揮するところです。意識にまで芽を出した感情や性質は、自分自身でも、周囲の人にも、はっきりとわかります。

顕在化のプロセス

この蔵識→意識の顕在化のプロセスは、私たち自身の言葉、行動、思考を、そして外部の環境他者とのコミュニケーションをエネルギーとして行われます。

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たとえば、図に示したように、暴力的な情報や言動を受けると、心の中の蔵識にある「怖れ」「不安」の芽を刺激し、それが意識の層まで芽を出してきます。そのとき、私たちの心は「怖れ」「不安」に支配されてしまいます。

蔵識の中のどの「種」が芽を出すかは、私たち自身の言動や環境等の内容によって左右されます。

その内容が健全、有益ならば、健全で有益な「種」が、
その内容が不健全、有害ならば、不健全で有害な「種」が、

それぞれ顕在化します。

心がけたいこと

では、そういったはたらき方をする心と、どうやって付き合っていけばいいのか?

心がけたいことは何となく見えて来ていらっしゃるかと思います。それは、

  1. ネガティヴな「種」の成長を防ぐこと
  2. ポジティブな「種」の成長を助けること

です。具体例をあげると、、、

仏教の戒律や、ヨガの「ヤマ」(禁戒)を実践することで自身の言動を不健全化することを防ぐことができますし、テレビやネットの使い方に注意する、好ましくない人と距離を置く、好ましくないコミュニケーション方法を避けるといった形でも実践が可能です。

ヨガの「二ヤマ」(勧戒)の実践で自身の言動を健全なものにすることができますし、美しい自然や芸術に触れるといった環境との関わり方は、私自身も心がけていることです。

そしてもう一つ。メディテーションの実践を通して、蔵識と意識に直に触れて(感じて)、1と2を同時に行うこともオススメしたい実践方法の一つです。

何かのお役に立ちそうであれば、幸いです。

sv10s

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