月別アーカイブ: 2016年7月

2016年8月のスケジュール

みなさま、こんにちは。そして、こんばんは。

2016年8月のスケジュール(休業日、イベントお知らせ等)のおしらせです。

休業日: 

  • 8/18(Thu)午後:Afternoon(12:00〜)
  • 8/22〜23(Mon, Tue)全日:All Day

は、Seed Trainingスタジオでの個人レッスン/タイ古式マッサージ、お客様宅での出張レッスン/タイ古式マッサージともにお休みとさせていただきます。

ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。

イベントお知らせ:

Seedサンガ(瞑想会)

ヨガ哲学マインドフルネスを中心とした瞑想会Seedサンガ』を月に1回行っています。7月の開催日は、以下の通りです。

  • 8月28日(Sun)10:00〜11:15

グループレッスン

Seed Trainingでは、ヨガ(ハタヨガ陰ヨガ)、ピラティスを、少人数のグループレッスン形式でもご提供させていただいております。

8月の予定は以下の通りとなっております。

8月のレギュラークラススケジュール

  • ヨガ・・・8月6日、13日、20日、27日
  • ピラティス・・・8月7日、14日、21日

sv10s

お申込み/お問合せ :

レッスン、マッサージのお申込み/お問合せはこちらからお気軽にどうぞ。

*自宅出張/個人レッスンご契約前の初回相談(若干体験も可)は無料でお受けいただけます!

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090-6756-5136

(レッスン中、移動中は電話に出られないこともございます。ご伝言をいただければ折り返しお電話させていただきます。

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こころみ〜心の行動パターン

こころみシリーズ第1回目2回目は、外的要素から「種」がエネルギーを吸収して、心が「種」から発芽した感情や性質の影響を受けるという、いわば受動的な心のはたらきをご紹介しました。

今回は、心そのものが能動的に取る認知、反応パターンを”心の行動パターン”としてご紹介しようと思います。

ヨガスートラ・5つのチッタブリッティ

ヨガでは、チッタブリッティ(心の作用、波)と呼んで、心そのものが取る5つの認知、反応パターンを挙げています。

  • 正知
  • 誤解
  • 言葉による錯誤
  • 睡眠
  • 記憶

が、その5つです。

直に経験したり、正確に推論したり、適切な人や物によって説かれた教えを通して認知することが、正知です。

反対に、ある対象に関して、その実態と合致しない理解・認識をしてしまうことが、誤解。ヨガでは、「暗闇の中で、巻いてあるロープをヘビに見間違えて取り乱すようなもの」と喩えられたりします。

実体を伴わない、絵空事の言葉のみを頼りに引き起こされる知覚・認識が、言葉による錯覚です。

心の中が空っぽで、一切の内容物が欠如している状態、心が全く活動していない状態が、睡眠。

最後に、経験を保存する、そして保存した経験を対象に認知することが、記憶の働きになります。

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心が取る行動に良い悪いは無い

これら5つの心の行動パターンに関して、理解しておくべき大切なことがあります。それは、心が取る行動そのものに良い悪いは無い、ということです。

これらの心の行動の結果に、何らの苦痛をもたらさないものと、私たちに苦痛を与えるものがあるというだけです。

なので、正知は良いとか、誤解や睡眠は悪いとか、そういったレッテル貼りは避けなければなりません。

5つの心の行動それぞれに、苦痛を与える可能性もあれば、無害な可能性もあるのです。大切なことは、心が取っている行動が、行動の対象が、苦痛を与えるものか無害なものかの見極めが出来るようになることです。

心がけたいこと

これらの心の行動パターンを理解して、自分を見誤ったり、苦痛を受けることを減らすには、どうすればいいのでしょうか?

心を正しく働かせるために心がけたいこと、それは、

  • 洞察力を持つこと
  • 意志を確立すること

です。

ヨガ哲学では、それぞれアヴィヤーサ(修習)ヴァイラーギャ(離欲)とも呼ばれています。

深い洞察力を持って、自分は5つの中でどのパターンから、どんな苦痛、ネガティヴ要素と結びついてしまう傾向があるのか、絶えず観察を続けます

この洞察力と観察力を高める瞑想方法には、仏教の瞑想方法で「ヴィパッサナー瞑想」というのがあります(以前タイ修行時の記事でご紹介しましたが、余力があれば今回のシリーズでも改めて実践編としてご紹介できればと思います)。

そして同時に、意志の力によって苦痛やネガティヴ要素をもたらす対象から距離を置き続けるようにします。

図にすると、こんなイメージ、どうでしょう?

心には、心そのものの行動の結果、常に様々な要素が取り込まれていきます。それらが健全でポジティブな要素をもたらすのか、苦痛やネガティブ要素をもたらすのかの見極めをする「洞察力ある賢者」のような自分と、苦痛やネガティブ要素をもたらすものを断ち切る「意志の確立された武士」のような自分を心の中に住まわせる。

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苦痛やネガティヴ要素を怖れて避けるのではなく、冷静に心を理解して、未然にそれらを防ぎ、仮に目の前に現れても触れないようにしたいものですね。

sv10s

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こころみ〜感覚

こころみシリーズ第2回目は、心と密接な繋がりを持つ「感覚」について、その概要、はたらきと性質をご紹介しようと思います。

このシリーズはあくまでヨガ・ピラティスやメディテーション、さらには日常生活において心を整える実践に寄与することを目的とするものですので、学術的専門的なことはさておき、感覚というのは、「暑い、寒い」「気持ち良い、悪い」といった「感じ」とだけ捉えておくことにします。

そういった「感じ」が得られるのは、目・耳・鼻・舌・肌の五つの感覚器官を通してです。一般的に五感と呼ばれるものです。

これに「第六感」ではありませんが、仏教心理学では「」という概念、言い換えれば、心の中で「思ったり、考えたり」というはたらきを加えて六識と呼んだりしています。

感覚のはたらき・性質

これらの感覚器官の仕事は、自分の内と外の世界から情報を集めることです。ひたすら集めます。

この、ひたすら集めるという点が同時に、私たちが気をつけるべき感覚の性質とも言えます。

感覚は放っておくと、休むことなくひたすら情報を集めまくります。集める情報の善悪、要不要の分別をすることなく、ひたすら集めます。

Seed Training 感覚図 ヨガ哲学 仏教 瞑想 メディテーション メンタル マインドフルネス

この性質は、ヨガ哲学でも仏教でも、木から木へと落ち着きなく飛び移る猿のようだと喩えられているくらいです。

こうして集められた情報をそのままにして置くと、それらは全て蔵識にある「種」の発芽のエネルギーになってしまいます(このプロセスは「心の解剖学」をご参照下さい)。健全、有益なものだけではなく、不健全で有害な種もまた、芽を出してしまうのです。

心がけたいこと

さて、それではこの猿のような「感覚」と上手に付き合う上で心がけたいことは、どういったことでしょうか?

これも、ヨガや、禅をはじめとする仏教で説かれる方法をご紹介すると、

  • 感覚が集めた情報を選別する「識別力」を身につける
  • 感覚そのものを対象から引っ込める

ということです。

識別力をつけるためには、識別力を備えた人と接することが一番です。ヨガでも禅でも、良い師に学ぶことが重要視されるのは、このことが理由の一つです。それが適わない場合は、そういった識別力を備えた人の書いた書物等に触れることも有益だと思います。

Seed Training 識別力図 ヨガ哲学 仏教 瞑想 メディテーション メンタル マインドフルネス ヴィヴェーカ

識別力を使えば、集められた情報を上手に整理できる

次に、感覚そのものを対象から引っ込めるということですが、これは言ってみれば猿が飛び移る先の木を全て無くしてしまうような感じです(ヨガでは、亀が手脚を甲羅に全て引っ込めるように、という喩えをしたりもします)。

この、感覚そのものを対象から引っ込めるために考案された瞑想方法があります。それが仏教で修行される「サマタ瞑想」です。ヨガでは同じような技法に「プラティヤハーラ」(制感)と呼ばれる鍛錬方法があります。やり方を覚えると、この瞑想方法は感覚をコントロールし、集中力を高めるテクニックとして非常に有効です。

Seed Training 悟りの感覚図 ヨガ哲学 仏教 瞑想 メディテーション メンタル マインドフルネス プラティヤハーラ 制感

外の物に飛びつくことを止めてしまう。

また、瞑想以外にも、

  • 不健全で有害な種にエネルギーを与えてしまいそうなもの、場所から距離を置くように努める
  • 集中できるものごとを、時間を見つける

ことも効果的と思われます。

こころを見つめ、上手に付き合っていくお役に立ちそうであれば、幸いです。

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こころみ〜心の解剖学

当サイトでも、レッスンでもよくお話しすることですが、私がヨガのティーチャートレーニングで先生から最も多く教わったのが、ヨガ哲学仏教も含んだ心に関する智慧。

レッスンではあまり多く語りませんが、ご興味をお持ちのお客様や、直接レッスンという形ではなく、当サイト上でのご縁だけの方にも、私が学び、実践してきたものの中から、

今この瞬間に生きるための心

を身につけるための、心に関する情報をシリーズでご紹介していきたいと思います。

  • 過去の苦しみから立ち直れない
  • 将来に大きな不安を抱えている
  • 強い感情に心が支配されそうだ

そんな方にとって、少しでもお力になれるようなものを書いていければと願っています。

第1回目は、言うなれば「心の解剖学」です。

心はどんな構造をしているのか、仏教心理学の智慧をお借りしたいと思います。

蔵識と意識

仏教心理学では、意識は六識といって六層構造になっていると説きます。その中で特にピックアップしておきたいのが「蔵識」と「意識」です。それぞれ、「潜在意識」「顕在意識」と言い換えても良いかもしれません。

蔵識とは、様々な感情、感覚、性質を「種」として蓄積するところです。自身でこれまで経験したもの、あるいは遺伝したもの等、一切の心的要素がここに眠っているとされます。

人の骨、筋肉、内臓の種類や数が基本的にみんな同じであるように、一切の心的要素がみんな同じようにこの蔵識に備わっているのです。

一方、意識とは、蔵識にある「種」が芽を出し、その力を外部的に発揮するところです。意識にまで芽を出した感情や性質は、自分自身でも、周囲の人にも、はっきりとわかります。

顕在化のプロセス

この蔵識→意識の顕在化のプロセスは、私たち自身の言葉、行動、思考を、そして外部の環境他者とのコミュニケーションをエネルギーとして行われます。

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たとえば、図に示したように、暴力的な情報や言動を受けると、心の中の蔵識にある「怖れ」「不安」の芽を刺激し、それが意識の層まで芽を出してきます。そのとき、私たちの心は「怖れ」「不安」に支配されてしまいます。

蔵識の中のどの「種」が芽を出すかは、私たち自身の言動や環境等の内容によって左右されます。

その内容が健全、有益ならば、健全で有益な「種」が、
その内容が不健全、有害ならば、不健全で有害な「種」が、

それぞれ顕在化します。

心がけたいこと

では、そういったはたらき方をする心と、どうやって付き合っていけばいいのか?

心がけたいことは何となく見えて来ていらっしゃるかと思います。それは、

  1. ネガティヴな「種」の成長を防ぐこと
  2. ポジティブな「種」の成長を助けること

です。具体例をあげると、、、

仏教の戒律や、ヨガの「ヤマ」(禁戒)を実践することで自身の言動を不健全化することを防ぐことができますし、テレビやネットの使い方に注意する、好ましくない人と距離を置く、好ましくないコミュニケーション方法を避けるといった形でも実践が可能です。

ヨガの「二ヤマ」(勧戒)の実践で自身の言動を健全なものにすることができますし、美しい自然や芸術に触れるといった環境との関わり方は、私自身も心がけていることです。

そしてもう一つ。メディテーションの実践を通して、蔵識と意識に直に触れて(感じて)、1と2を同時に行うこともオススメしたい実践方法の一つです。

何かのお役に立ちそうであれば、幸いです。

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