当スタジオでのヨガ・ピラティスレッスンにおけるスタンスの基礎となっている、ティク・ナット・ハン師の『瞑想の基本経典』シリーズから『ブッダの＜呼吸＞の瞑想』についてもご紹介しておきたいと思います。
タイトルが示す通り、本書のキーワードは「瞑想」と「呼吸」。
とりわけ「呼吸」の大切さが、経典そのものに記された瞑想方法、ティク・ナット・ハン師の解説、現代風にアレンジした瞑想方法の紹介を通して繰り返し説かれています。
本書では、瞑想とは、
- 思考を止めて観察することによって（止観）、心の解放に至る道
- 解放をうながす洞察を手に入れるためのもの
と説かれています。
それに対して、呼吸とは、
- 目覚めへの道、意識の集中を持続させる方法
と説き、呼吸を工夫することで思考を止め、深く観る瞑想に入ることができるとされています。
重要なのは、＜呼吸に気づく＞こと。それによって、
- ていねいに、持続的に、深く観察することができ、あらゆる対象の本質を見抜いて心の解放にたどりつくことができる
- 今ここへ歩み入るための門が開きはじめる
- 日常のあらゆることが瞑想にできる
とティク・ナット・ハン師は言います。
ティク・ナット・ハン師の呼吸に対するこれらの見解が、そのまま当スタジオでのヨガ・ピラティスレッスンにおけるスタンスの基礎です。
- 一つ一つの呼吸と動作を大切に、意識して
- コントロールしようとせずに（思考を止めて）、呼吸と体の声をよく聞いて
なんて、ほぼ皆さんに同じことを言ってますよね。
- ピラティスのエクササイズで、どの動きで息を吐くのか吸うのか、、、
- ヨガで、ポーズの形に気を取られて呼吸が浅くなってしまっていないか、、、
- 瞑想で、シャバーサナで、寝てしまうのは何故だろう、、、
そういった点に課題をお感じの方には、オススメの一冊です。呼吸を通して、みなさんのヨガ・ピラティスのお稽古の本質が見えてくるかも、しれません。
本書はSeed文庫にてお読みいただけます。購入する前にちょっと試し読み、とお思いであれば、お気軽にお声がけください。
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ブッダの〈呼吸〉の瞑想 |
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