今月末から「Seedサンガ」をスタートさせるということで、メディテーション(瞑想)についても、方法を中心にいろんな記事をアップしていきたいと思っています。
メディテーション(瞑想)と一口に言っても、メディテーションと坐禅は一緒ではないですし、メディテーション、瞑想にしてみても、方法は一つではありません。じつに多様な方法が存在します。
その中で、ヨガ(特にアーサナ)・ピラティスをお稽古される方、あるいは日常的に何かスポーツをされているアクティブな方にも、毎日のコンディショニングとしてオススメできる「身体を観る」メディテーションについて、今回はご紹介したいと思います。
身体を観るメディテーション
坐り方は、あぐら、結跏趺坐(ロータスポーズ)または半跏趺坐(ハーフロータス)、シッダーサナ、あるいは正座。無理に「良い姿勢」を意識しすぎず、座布団やブランケット等も使って、自然に、リラックスして、落ち着いて坐って下さい。
軽く目と口を閉じて、鼻で腹式呼吸を行います。腹式呼吸を行いながら、以下に掲げる項目を例に身体を観るようにします。
- 身体の重心(前後、左右の偏りの有無)
- 身体の力み(肩や首、腰や背中、膝や股関節等)
- 呼吸の流れ(鼻孔〜喉〜肺〜横隔膜〜お腹等)
まずは、この3つから始めてみることをオススメします。
重心の偏りや身体の力み、呼吸の流れが意識できるようになると、姿勢がよくなることを実感できます。「気をつけ!」の姿勢で頑張っている”良い”姿勢ではなく、「自然体」のリラックスした良い姿勢です。
その他、余力があれば身体の以下のような部分を観るようにしても良いでしょう。
- 内臓
- 血液
- 体温
- 五感(目、耳、鼻、舌、肌)の働き、またはそれらに触れるもの
ただし、五感の働きやそれらに触れるものに意識を向ける場合は相当の注意が必要です。いつの間にか身体の外のことに注意を奪われてしまっていることがありますから。
ヨガ・ピラティスと直結するメディテーション
これが、「身体を観るメディテーション」の特徴です。私もこのメディテーションを通して、筋肉や骨の一つ一つ、姿勢への意識の精度を高めることで、自身のヨガアーサナ、ピラティスのエクササイズの効果を高めることが出来たと思っています。
内臓の存在や血の流れを感じる習慣をつけることは、陰ヨガの練習の精度(特に経絡を意識したもの)を高めることにも役立っています。
さらにこのメディテーション、ヨガ・ピラティスに限らず、スポーツや各種アクティビティにも応用可能です。
その一例が、「身体を観るメディテーション」を通して、スポーツのプレー中にも冷静に自分の身体の使い方やフォームを観ることが出来るようになることです(私自身の体験では居合を抜く時にそのことを強く感じます)。
坐って身体を落ち着けて行う「身体を観るメディテーション」を通して、
- 身体の構造を身体を通して理解し
- 身体を観る方法を身体を通して身につけ
- ヨガ、ピラティス、スポーツ、芸術活動、何をしていても身体を観て
- ベストなコンディション、ベストなパフォーマンスを実現する
そんな心の姿勢、身体感覚を磨くことが出来るのが、この「身体を観るメディテーション」だと思っています。
メディテーションに対する漠然とした敷居の高さをお持ちだった方、少しでもそうした壁を取り除くことができたなら幸いです。もし実践にご興味をお持ちいただけましたら、是非「Seedサンガ」へのご参加お待ちしております。
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