Seed Training

マインドフルネス講演会レポート(後編)〜マインドフルネスの実践〜

私が先日聞きに行ったプラムヴィレッジの『マインドフルネス講演会』。前回の記事では、

幸せとは、シンプルであること

幸せは、遠い先にあるものではなく、今ここに、あたかも命が今この瞬間に存在するのと同じように、ここにある

ということ、そしてその小さく、地味な幸せに気づく力こそが、ティク・ナット・ハン師とプラムヴィレッジが実践するマインドフルネスなのだということを書きました。

マインドフルネスについては、ティク・ナット・ハン師の著書を読まれたことのある方にはすっかりおなじみと思います(今この瞬間に意識を置き、注意深く、入念に、かつ自覚的に対象のありのままをとらえる姿勢・精神状態のこと)。

そこで今回は、マインドフルネス講演会で紹介された、マインドフルな状態に自らを置くための方法についてレポートさせていただこうと思います。

鐘の音

一つ目は、鐘です。講演会では要所ごとに、日本のお寺でも聞くあの鐘が鳴らされました。鐘の音が鳴っている間、私たちは、その鐘の音が聞こえていることを認識し、そしてその鐘の音が私たちを我が家(今この瞬間、ということでしょうか)に連れ戻してくれることを認識するように説かれました。

こうして鐘の音に意識を集中させることで、アタマに溜まっているエネルギーを体の方にも循環させ、なおかつ鎮めるということです。

鐘の音のトーンが、アタマに響く「キーン!」という音じゃなくて、どちらかというとお腹に響く「ボーン」というか「ゴーン」という低めのトーンだったのが、確かにエネルギーが鎮まるような感覚に誘ってくれたように思います。

歩く瞑想

また、「歩く瞑想」についても紹介されました。私が普段、坐禅でお世話になっているお寺のお坊さんの凛とした雰囲気とはまた違った、ゆったり、穏やかな歩き方だと感じました。

歩きながら、足と大地を感じる。歩いていることを認識して歩く。抱いている感情を(足を通して)大地に返す。そうして歩くことで、マインドフルな状態になっていく。

呼吸

4人のお坊さん全員が最も強調されていたのが、呼吸に立ち返ることでした。激しい感情が起こったとき、自分の吸う息、吐く息に意識を向ける。すると呼吸は「安全な島」になってくれる、と。

以前「呼吸は、心と体という楽器を奏でる演奏者」というブログ記事をアップした私としては、心から同感の思いをもった次第です。

マインドフルネスの実践は、いつでも、どこでも、どんな方法でも出来る。

鐘の音(もしくは、それに変わる何らかの合図)、歩くこと、呼吸...

こんなにシンプルなことでマインドフルネスの実践は出来るんだ、そして、こんなシンプルな実践で、ミラクルが起こせるんだ、ということを見せて頂いたように思います。

どんな方法でも、というところで、ヨガ・ピラティスインストラクターとして、タイ古式マッサージの施術者として、今回の講演会の教えを胸に、マインドフルネスを体験していただけるようなお手伝いが出来るよう、精進したいと思います。

合掌

sv10s

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