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人生の縮図?高野山結縁灌頂参列記

4日はお休みをいただき、開創1200年を迎える高野山に行って参りました。そこで、結縁灌頂(けちえんかんじょう)という、ヨガをする者にとっても大変気づかされることの多い儀式に参列させていただきました。

今回は、その結縁灌頂の儀式がどのようなものであったかという概要と、私が何を感じたのか、少し書き残してみようと思います。

概要とそもそもの意義

そもそも結縁灌頂とは、自身と仏様との縁を結ぶため、密教で行われる儀式のようです。

弘法大師のご宝号『南無大師遍照金剛』を唱えながら講堂に通された私たち参列者はまずそこで、阿闍梨様の導きで戒律を守ることを誓い、その後の儀式で行う真言(マントラ)や印の結び方を教わり、法話を受けました。

その後、投華得仏(とうけとくぶつ)と灌頂の儀式を行うため、ロウソクの炎のみが灯る、薄暗い広間へ通されました。儀式の流れを非常に大雑把に解説すると、次の順序になります。

  1. およそ5人1組のグループになって、目隠しをした状態で投華得仏を行う曼荼羅の前までお坊さんに導かれながら進む。
  2. 曼荼羅前まで進む間、阿闍梨様から教わった印の形で前の人の背中とピッタリくっつき、普賢菩薩のご真言『オンサンマヤサトバン』を唱え続ける。
  3. 曼荼羅にたどり着くと、曼荼羅に向かい、目隠ししたままで、華を投げる。華の落ちたところにある仏様(高野山では大日如来)と縁を結ぶ(投華得仏)。
  4. その後、阿闍梨様から仏様の智慧の水を頂く灌頂を受ける。

結縁灌頂は人生の縮図?

さて、ここからは、この結縁灌頂という儀式に対する、ヨガや禅を行う者の私見です。

真っ暗な中、目隠しまでされて何も見えずに彷徨う。これは、私たちの日常そのもののように思われました。

そんな暗闇の中で手を引き、率先してご真言を唱えて私たちを導いてくれたのがお坊さん。この儀式におけるお坊さんの役割はそのまま、日常生活において、迷える衆生の心を導くお坊さんの役割と同じです。

ですが、ただただ彷徨うだけではなく、参列者である私たちは、暗闇の中、印とご真言の声を頼りに互いに離れることなく、一緒に曼荼羅までたどり着きます。

この時唱えるご真言『オンサンマヤサトバン』は、密教では、真理を究め悟りを開かんとする心(菩提心、とも)の象徴とされる普賢菩薩のご真言です。

その印を結び、ご真言を唱えながら、曼荼羅と、そしてそこでご縁を結ぶ仏様の所まで一緒にたどり着くというのは、共に悟りを開かんとする者が集う仏教的コミュニティー・僧伽(サンガ)のはたらきを示しているのでは、と感じる次第です。

これらを総合して考えると、儀式が、迷いながらも自らの内に心の平和や自由を、さらには生きとし生けるもの一切の平和と自由に貢献しようという尊い智慧と意思の力を求める人の人生そのものの縮図であるように感じられてなりませんでした。

そう思うと、禅宗で戒名を頂き、ヨガを行う身でありながら今回の儀式に参列させていただけたこと、一人の修行者として非常にありがたく思います。

また、この儀式におけいて私が感じたお坊さんの役割(日常生活において、迷える衆生の心を導く)は、私のようなヨガ・ピラティスインストラクターと共通するものでもあります。

ですので、このご恩返しはぜひ、皆様とのレッスンでさせていただきたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

sv10s

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