陰ヨガ経絡紀行〜胃

陰ヨガ経絡紀行、後半は、まず胃から見て行くことにしましょう。

身体的な機能やはたらきも、精神的な要因から受ける影響も、非常に納得しやすい部分で、後半の導入としては最適なところではないかと思います。

ただ、その分と言いますか、胃の経絡は体の外側と内側を若干「ややこしい」通り方をします。ですので、その点ちょっと辛抱が必要かも知れません。

では、早速。

胃の経絡〜足陽明胃経

ルート:

  1. 鼻の横から出て(深層部分につき、図には示されていません)、鼻の柱を上がって、目頭を通って、目の下(図面ST-1)でようやく表面に出ます。
  2.  再び鼻の柱を下って、歯茎の上側を通り、唇の外回りを通って下あご、顎関節へと続きます(図面ST-5)。
  3. ここから3手に分かれ、1つは耳の前側のラインを上がって、前頭部へと上昇します(図面ST-6,7)。
  4. 2つ目は、下あごから体内を通って(やはり深層部分につき、図には示されていません)横隔膜へ向かって下降し、ダイレクトに、そして脾臓と繋がります。
  5. 下あごに残る最後の1つのラインは、体の表面を、首筋→胸→腹部と下降し、最終的に鼠径部へと至ります。
  6. 一方、体内を通っていた経絡は、胃の下部から更にお腹の内部を下降し、5.の表面を通っていたルートと鼠径部で合流します。
  7. 鼠径部で合流後は、大腿前部→膝の外側へと下降し、脛の上側部分まで到達します。
  8. そこから更に分かれて、表面を通るものは脛の中心部分を下降していって足の人差し指外側で止まります。
  9. もう一方は体内を通るもので、膝下から下降して足の中指外側で止まるものと、足の甲から体内へ進入し、親指内側で脾臓の経絡と繋がって止まるものがあります。

stomach meridian

経絡図引用元:All About Acupuncture
www.all-about-acupuncture.com all rights reserved.

胃のはたらき

身体的側面:消化機能(飲み物・食べ物の”貯蔵”と”成熟”作用)

精神的側面:不安感

気苦労が絶えなかったり、心配事があったりすると「胃がキリキリ痛む」なんて言いますよね。

身体的側面について補足すると、胃は体の気を下方に送る性質を持つとされています。ですので、胃に不調が起こると、吐き気、むかつき、膨満感やげっぷ等、下方で出て行くはずのものが逆方向に上がって来る、という症状になってあらわれると言われています。

胃の経絡にアプローチする陰ヨガポーズ例

経絡のところでも触れましたが、胃は脾臓と強い関係性をもつところです。したがって、アプローチに使うポーズも脾臓の経絡と重なるところが大きいです。

陰ヨガの実践・お稽古は、ぜひお近くのヨガスタジオ・教室の陰ヨガを教えられる先生から(お近くがSeed Trainingの場合は、よろしければぜひご相談を)。

陰ヨガのその他のポーズや詳しいやり方、Seed Trainingでの出張レッスンにもご興味をお持ちいただけましたら、下記リンクもぜひご参照くださいませ。

次回は、膀胱の経絡をご紹介したいと思います。

sv10s

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