春到来、ですね。カブちゃんでの出張も気持ち良く感じる今日この頃。
みなさんも暖かくなって、ココロもカラダも軽やかに、のびのびとヨガのお稽古を楽しまれているのではないでしょうか。
でも、ちょっとよくご自分のお稽古の内容を振り返ってみてください。
バックベンド系はしんどいから...
股関節まわりは痛いから...
インバージョン(逆立ち系)はやっぱりコワい...
みたいに、苦手意識を感じる内容があって、気がついたら、痛かったり苦しかったりする苦手なもののお稽古を避けている、ということ、ありませんか?
ということを、本日はDvesa(ドェーサ:「逃避」)という言葉から書いてみようと思います。
ドェーサって?
ドェーサ(逃避)というのは、ヨガで説かれているKlesha(クレシャ:「縛り」)の中の1つで、痛みや苦しみ(身体的/精神的問わず)から逃れようとする気持ちのことを言います。
冒頭でも書きましたが、ヨガのお稽古中に苦手なポーズ(出来なかったり、出来たとしても辛かったり)が登場すると、避けたい気持ちって起こりませんか?
「あ〜、イヤだ!」とか、人によっては先生(ボクも含まれてるかな?)に怒りとか憎しみすら感じるかもしれませんね。すると、人は負の感情にとらわれてしまいます。
言い替えれば、「縛られる」。
もし本当に苦手なポーズを避けちゃうと、ココロもカラダも、いつまでも現状を抜け出すことが出来なくなってしまいます。健康に、快適になるためにはじめたはずのヨガなのに、いつまでも現状に「縛られる」。
ドェーサと向かい合う方法
ボク自身も、苦手なポーズはありました。正直、今もあります。
でも、そんなボクだからこそ、このドェーサと向かい合うお稽古方法、自分なりに考えて実践してきました。
ということで、このブログを読んで下さっているみなさんにコッソリ、そのアイデアをシェアさせていただきます。といっても、いたって当たり前のコトではあるのですが(汗)
①ゆっくり動くこと
反動をつけたり、人や本・DVDの真似をしようとして大きく深く体を曲げたり伸ばしたりすると、急激に痛みが起こってしまいます。
呼吸をゆっくり大きく、そしてその呼吸に合わせて少しずつ、ゆっくり動くことで急激な痛みに苦しむことなく、それぞれのポーズで自分のベストポジション(痛気持ちいい、くらい)がわかるようになってきます。
陰ヨガの先生・Bernie Clarkも、このベストポジションを見つけるプロセスを“Playing your edge”(自分のエッジ、つまり境界線で遊べ)という言葉で表現しています。
呼吸も動きもゆっくり、注意深く行うことで、カラダだけではなくココロも落ち着いて来るから不思議だし、ありがたいものです。
②プロップスを使おう
人や本の真似をする必要はありません(もちろん、安全上の注意はしっかり守る必要がありますが)。
もし、あなたにとって避けたくなるような痛みを感じるような体勢であれば、スタジオであればプロップスを借りて、Sthira Sukham Asanamなポジションを作りましょう。
お家でお稽古をされているのであれば、もしヨガ用のプロップスをお持ちでなければ、座布団や毛布等、お家にあるものを上手に利用するだけでも全然構いません。
ヨガ(心と体の和合)というのは、誰かを真似ることではなく、自分の中で整えるものだと思います。
プロップスを使って、今の自分の”ヨガ”、作っていきましょう。
やってはいけない!
苦手意識、痛みや苦しみと向かい合うにあたって、やってはいけないこと。
- 気持ちでカバーすること
- 気合いで乗り越えようとすること
この2点です。
これらは、“自分を偽る”ことでもあります。
自分を偽ると、「燃え尽き」たり「ケガ」をしたりしてしまいます。
どうか十分に気をつけて。
ヨガのお稽古がみなさんの素敵な春の日々を彩りますように。
OM Shanti.
Seed Trainingでは自宅出張/Seed庵(尼崎市)でのプライベート/セミプライベートレッスンを通して、
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