前回ご紹介したバガヴァッド・ギーターを使って、早速、ヨガ哲学の視点から『日々の生活をスッキリと、迷い、苦しむことなく生きる』方法を、一つ考えてみましょう。
今回は、「すきま時間」を有効に使うヒントについて。
ビジネスでも勉強でも、さらにはダイエットや肉体改造といった面においても「すきま時間」の活用は色んな場所でさかんに主張されていて、多くの方が実際に「すきま時間」の重要性を認識して、実践しようと頑張っておられる事と思います。
でも、ボクもお客様から「やらないといけないのは解っている、けど...なかなかやれない」というお言葉、よく頂戴します。多分、同じような思いでいらっしゃる方、少なくないはずです。
「すきま時間」にやれない理由
では、「なかなかやれない」のは一体どうしてでしょう?ボク自身も、ちょっと考えてみました。
- そもそも「すきま時間」そのものが作れない
- 「すきま時間」程度の実践では効果が出ないと思う
というのが理由として考えられるんじゃないか、と思うのですが、どうでしょう?
特に後者の「すきま時間」程度の実践では効果が出ないのでは、という気持ちは、ボク自身、かつて「すきま時間」があるにもかかわらず何もしてこなかった理由の大部分を占めているように思いました。
もし今、同じように考えていらっしゃる方がいれば、今回のヨガ哲学のご紹介はそんな方のためのものです。
「結果を計算すること」をやめてしまう
バガヴァッド・ギーターでは、しきりに次のことが説かれています。
- 結果の為に行動してはならない
- 結果ではなく、行動そのものに全身全霊を注いで行動しなさい
「結果が全て」とお考えの方にとっては「片腹痛い」と一笑に伏してしまわれそうな言葉ですが、少し解釈を。
コレ、今回の「すきま時間」に当てはめて言い替えると、ボクは「結果を計算すること」をやめて実践することだと考えます。
皆さんは、何かをやる前に次のような「計算」をしたこと、あるいはされていることはありませんか?(事例はエクササイズ/トレーニングに関するものですが、それ以外の分野でも)
5分やそこらの「すきま時間」でちょっとピラティスのエクササイズをしたところでお腹が引っ込んだりとかあり得ない。そもそも、それだけの時間じゃ出来るエクササイズなんか無いし。
有酸素運動は20分くらい継続してはじめて意味があるんだ。10分しかないのに、これじゃ意味ないよ。
そう、あまりに結果を求めすぎると行動そのものがゼロになってしまうのです。
行動ゼロのところに求める結果がやってくる可能性も、ゼロでしょう?
とにかく、実践するところに結果が下りて来る
でも、5分でやるピラティスエクササイズでも、10分でやる有酸素運動の真似事でも、やればフォームが確立して、時間が十分取れる時のエクササイズ/トレーニングがより有意義に、効果的になったりするものです。
ピラティスで言えば他には、5原則の基本動作を行えば姿勢がリセットされるし、ヨガでも少し呼吸の練習をするだけでココロとアタマの状態をリセットすることが可能です。
その行動によって、直接的に、その場で求める結果が手に入る、というワケではありませんが、求める結果が将来やって来る可能性をより確かなものにしてくれることは間違いないでしょう。
だから、「すきま時間」ができたなら、
- 結果を計算しない
- 代わりに、その時間内で出来ることを思いつく限り考える
- ひたすら実践、行動する
というプロセスを、ボクはヨガティーチャーとしてヨガ哲学の視点からオススメします。
ヨガ哲学が、身近で、親しみやすいものと感じていただけたなら幸いです。
以下、Seed Trainingの自宅出張/個人レッスンでお受けいただけるプログラムのご紹介です。いずれも、「すきま時間」に実践できる姿勢チェックや、呼吸法、ミニエクササイズ等を含めて総合的にサポートさせていただきますので、よろしければご覧下さい。
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