ヨガとココロ番外編

ヨガとココロ〜『ヨガスートラ』から苦しみの原因を探る

ヨガとココロ」シリーズ終盤で登場させたヨガスートラは、メンタルヘルスのガイドとして現代でも十分通用する内容がいくつも見られます。

その中の一つに、【心の苦しみの原因となる煩悩】について書かれた箇所があります。もし、何かに悩んでいたり、迷っていたり、苦しんでいるようなことがあれば、次の5つのどれかに思い当たるところがないか、チェックしてみてください。

  • 無知無明
  • 我執
  • 誘惑
  • 嫌悪
  • 死の恐怖

無知無明(むちむみょう)

dark Silhouettes ignorance

あらゆる心の苦しみ(他の4つの煩悩を含む)の元凶とされています。真実ではないことを真実であると錯誤することが、無知無明です。

たとえば、

  • 自然の摂理を無視していつまでも肉体的な若さを保てる!と錯覚したり
  • 外見に騙されて醜いものを美しいと勘違いしたり
  • 体に毒であるにもかかわらず、あれもこれもと口にすることが健康の秘訣だと信じて疑わなかったり

また、何に対しても「私のもの」という意識を持つことをも指します。

  • 「私の」時間
  • 「私の」場所
  • 「私の」家族、あるいは子ども

そういうことが、無知無明の例です。こうした誤りを信じ、予想もしていなかった結果を突きつけられた時、ボクたちの心は大きく苦しみます。

我執(エゴイズム)

我執とは、肉体や心こそが自分である!と錯覚することをいいます。

ヨガ的には、「真の自我」とは魂(あるいは霊)であり、肉体も心も魂が表現をする、あるいは何かを経験するために使うツールに過ぎない、という立場を取ります。

喜怒哀楽はあくまで肉体や心が外部から情報をキャッチして、加工した結果に過ぎない。そう思って、一歩退いた「真の自我」のポジションから冷静に見つめる姿勢を身につけることで、苦しみのど真ん中で喘ぐこともなくなると、そう思いませんか?

 誘惑

Attraction

様々な誘惑のパターンを想像されるかと思いますが、ヨガ的には、

快楽への誘惑

を指します。

  • ラクをしたい、という思うが叶わない...
  • お酒や麻薬、快楽に依存しきって自分のチカラで立てなくなる

これらが苦悩に繋がることも、きっと想像に難くないですよね。

 嫌悪

苦しみや痛み、不都合なものを避けようとする心のはたらきを嫌悪といいます。

逃げよう、避けようと意識すればするほど、対象(苦しみ、痛み、不都合なもの)はその存在感を増します。そして逃れられなかった時、ボクたちの心は絶望したり、時には怒りや憎しみに満ち溢れたりします。

死の恐怖

少しでも長生きしたい、死ぬのが恐い、という気持ち。誰にでも在る「本能」なので、これを一概に「ダメ!」と否定するのは難しいですが...

ボクの場合は、何の為に長生きしたいのか真剣に理由を探すこと(寂しいことかもしれませんが、それほどの理由は見つかりませんでした...)、怖がって先延ばしにしたところで必ずいつかは死んでしまうんだ、と受け入れることで、かなり「死の恐怖」が和らぎました。

  • 何を恐れ、何のために長生きするのかという根本的な理由を知ること
  • 死の恐怖を本当に避けられるのか、という真実を知ること

手強い相手ですが、そうすることで敵を過大評価し、必要以上に恐怖することもなくなるのではないでしょうか。

ヨガのチカラ

これらの【心の苦しみの原因となる煩悩】を向き合うべき対象とし、それらの働きを弱め、苦しみや痛みに苛まされない自由な魂を手に入れるのが、ヨガのチカラなのです。

vector sample buddha

この苦しみや痛みに苛まされない自由の境地を、

  • ヨガの用語で“サマディー”
  • 仏教の用語で“三昧”

といったりします。

確かに、色んなところで宣伝されている通り、一般的なヨガポーズの練習を通して健康も、美しい体型も、スッキリ感も得ることは可能です。

ですが、それだけじゃない!ということを心のどこかに留めておいていただくと、ヨガはさらに素晴らしい気付きを与えてくれますよ。

合掌

ブログランキング参加しています。清き1クリックいただけると嬉しいです。
 にほんブログ村 健康ブログ ヨガへ
にほんブログ村

*ヨガスートラにつきましては、ティーチャートレーニングを英語で受講したため、英語で渡された資料をボクが日本語訳させていただいております。そのため、日本語でヨガ哲学を勉強された方の用語とは違った言葉に訳してしまっている点も多々あるかと思います。ニュアンス、意味は同じものになるよう心掛けて和訳、記述しているつもりです。どうぞご理解の程を。

sv10s

Seed Training(シードトレーニング)では、ヨガアライアンス登録校である、カナダ・バンクーバーのDivine Light Yogaのカリキュラムに沿った、シンプルで本質的なヨガ、を指導させていただいております。

いずれかでのお稽古が可能です。

指導させていただくヨガについては、こちらをご覧ください。

いずれのスタイルも、「ヨガとカラダ」「ヨガとココロ」シリーズのコンセプトに沿ったレッスンを展開していきます。

ご興味をお持ちいただけましたら、是非チェックしてみてください。

お問合せもこちらから、お気軽にどうぞ。

090-6756-5136

(レッスン中、移動中、施術中は電話に出られないこともございます。ご伝言をいただければ折り返しお電話させていただきます)


コメントを残す