これまで4回にわたって書いて来た「ヨガとカラダ」シリーズ。
これまで3回にわたって、ヨガと関係のある器官とヨガの身体的効果について見て来ました(もう一度確認したい方は、こちらをご覧ください)。
そして、ヨガによってカラダを健康に保つための具体的方法が、
- ポーズ(アーサナとも)
- 呼吸法(プラナヤーマとも)
- 瞑想(メディテーション、ディヤーナとも)
- 食習慣(ベジタリアン食と禁酒)をはじめとするヨガ的ライフスタイル
であることもご理解いただけたことと思います。
ですが、ヨガの身体的効果として挙げた効果は、通常のストレッチや有酸素運動、ウェイトトレーニング、あるいはピラティスによっても得られるものです。
では、なぜヨガ?
というところを、「ヨガだから出来ること」と題して、最後にボクの私見を書かせていただこうと思います。
ヨガだから出来ること、それは
-
ヨガならではの、リラックス状態からのアプローチ
-
ヨガだから得られる内臓、内分泌系への直接的アプローチ
だと思っています。
リラックス状態からのアプローチ
たとえば、血行促進やストレス解消といった効果について、有酸素運動とヨガのアプローチ方法について考えてみましょう。
どちらも血行もストレス状態も改善できるといった点では同じです。
ですが、有酸素運動はアクティブにカラダを動かすことによって血行を促進し、ストレスを解消(人によっては発散?)させます。
一方ヨガは、カラダをリラックスさせた状態で動かすことで血行を促進し、筋肉の余計な力みを緩めることでストレスを解消します。
このように、他のトレーニング方法と比較して、カラダをよりリラックスさせた状態で動かし、他のトレーニング方法で得るのと同様の身体的効果を得られる(但し、成果の出る度合、早さの違いはあります)のが、ヨガだから出来ることの1つ目です。
なので、同じ効果を求める場合であっても、
- 現在既にお疲れ気味の人
- 体力に自信のない方でカラダの健康のために何か始めようとお考えの方
- アクティブだけど、少し落ち着いてカラダを動かしたい
といった方には、ヨガが非常に向いているのではないでしょうか。
内臓、内分泌系への直接的アプローチ
これまでの回で書いたように、ヨガはポーズと呼吸を中心として内臓や内分泌系の器官に直接荷重をかけます。
一方で、ヨガ以外のトレーニング方法は、カラダを動かすことを通して間接的に内臓の働きを活性化させたり(特に有酸素運動と心肺機能)、ホルモンの分泌を促進(ウェイトトレーニング後の超回復など)したりします。
ポーズと呼吸を通した内臓、内分泌系への直接的アプローチは、ヨガの大きな特徴と言えるものではないかと思います。
まとめ
カラダの健康に関して、他のトレーニング方法とヨガの違い、ヨガだから出来ること、少しはおわかりいただけたでしょうか。
皆さんがヨガをはじめることを検討される時の参考になれば、また、既にお稽古されている方でも、その方向性を再確認するお手伝いとなれば、幸いです。
でも、決して持っていただきたくないのは「ヨガが他のトレーニング方法よりも優れている」という誤解です。
あくまで、ヨガはこれこれの性質を持っていて、カラダにこんな効果があるぞ、という認識を持っていただくに止めていただきたいと思います。
ヨガか、それ以外のトレーニング方法か
ではなく、
今日はヨガ、明日はジム、週末はサイクリング
といったように、興味をもったものをバランスよく取り入れて、それがヘルシーで、カラダが喜ぶライフスタイルであるならば、それが一番。
(ボクも、ヨガ以外にピラティスをやるしバランスボールにも乗るし、サイクリングに行けば、居合をお稽古したり、坐禅に行ったり、色々やります)
その中の一つとしてヨガが皆さんにとって大切なものになってくれればいいな、というのがボクの願いです。
全4回にわたりお読みいただいた皆さん、心より御礼申し上げます。
合掌
Seed Training(シードトレーニング)では、ヨガアライアンス登録校である、カナダ・バンクーバーのDivine Light Yogaのカリキュラムに沿った、シンプルで本質的なヨガ、を指導させていただいております。
- 自宅出張レッスン(阪神間エリアメイン)
- Seed庵(尼崎市)
いずれかでのお稽古が可能です。
指導させていただくヨガについては、こちらをご覧ください。
いずれのスタイルも、身体的側面に関してはこれまでの「ヨガとカラダ」シリーズのコンセプトに沿ったレッスンを展開していきます。
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