ヨガとカラダの関係について検証する「ヨガとカラダ」シリーズ。
前回からは、ヨガは如何にしてカラダを健康にし、また、健康になったカラダを維持してくれるのかについてフォーカスして書かせていただきました。
第3回目となる今回もその続きで、前回カバーしきれなかった、ヨガの持つ、
- 内臓を活性化し、健康にする
- ストレスの悪影響を抑制し、老化現象をスローダウンさせる
- 最も安全かつ健康に体重を落とす
効果について、順に書き進めたいと思います。
内臓を活性化し、健康にする
これも前回の内分泌系、骨、関節の部分と本質的には変わりません。
ターゲットとする箇所を刺激できるような方法でポーズを取ればいいのです。
ちなみに、内臓は左図のような配置となっています。これを参考にしながら、
- ターゲットとする箇所へ荷重をかける
- 腹式呼吸による内臓部分への加圧する
ことによって、内臓は適度に刺激され、健康に機能するようになります。
(例えば、トップの画像のコブラのポーズは消化機能改善に良いとされていますが、図と照らし合わせると消化/吸収機能を果たす胃、肝臓、腸を刺激できることがわかりますね。)
悪いストレスの抑制と老化現象のスローダウン
カラダにとってストレスとなるもの、それには、
- 不必要な筋肉の力み、こわばり
- 浅くて、速い呼吸
- 節度を超えた暴飲暴食
などが挙げられます。これらは、初回の記事で述べた、
- 骨、関節
- 筋肉(随意/不随意筋、心筋)、腱、皮膚
- 神経系
- 内分泌系
- 循環器系
全てに悪影響を与えます。
ヨガは、ポーズの練習はもちろん、呼吸の練習や瞑想といった様々な方法を通して、筋肉の力みやこわばりを緩め、呼吸をゆったりと柔らかく変化させることに貢献します。
筋肉や肌の状態、神経系のコンディションの変化に、きっと気がつかれると思います。
また、ヨガはポーズの練習だけではなく、突き詰めれば日々の生活そのものがヨガとなるものです。
ヨガ的な食習慣はその最もわかりやすい例の一つです。ベジタリアン食と禁酒を基本とし、暴飲暴食による貪りをよしとしない食習慣に段階的に変化させていく(これが重要!)ことで、内臓や内分泌系が受けるストレスは大きく軽減されることでしょう。
老化現象は自然の摂理なので、完全にストップさせることは不可能です。それでも、ヨガを通して
- 必要以上に筋肉や神経、内臓にダメージを与えない方法を学ぶ
- リラックス方法を身につけて実践する
ことで、老化現象を大幅にスローダウンさせることは決して不可能ではありません。
安全かつ健康に体重を落とす
「ヨガでダイエットってできますか?」これは、お客様をはじめ色んな方から何度もいただく質問です。
結論から言わせていただくと、出来ます。
ボクも、ティーチャートレーニングの2ヶ月間を通して2-3kgは落ちました。

肉,魚,乳製品不使用のいわば「精進ピザ」。英語ではVegan(ヴィーガン)ピザとも。
理由は、毎日のポーズの練習とヨガ的な食習慣(ベジタリアン食と禁酒)です。
- 肉、魚をほぼゼロに
- ビールをゼロに
- 冷凍食品、インスタント食品をゼロに
- スイーツを減量
という食習慣の変化の効果は、特に大きかったように思います。
さらに、これは中々気づきにくいかもしれませんが、必要最小限の分量で食事の摂取量を抑えることが出来たのは、ポーズの練習による神経系の正常な働きのおかげだと思っています。
上記のような食習慣、人によっては見るだけ聞くだけで立ちすくんでしまわれる方もおられるかもしれませんが、正しくポーズの練習を続けられていれば、特に大きな葛藤や苦痛を感じることなく、意外なほどアッサリとクリアーできてしまうものですよ。
もちろんポーズの練習は、神経系への働きかけだけではなく、通常のカロリー消費という効果も(有酸素運動ほどではありませんが)ある程度期待することが出来ます。
以上、2回にわたる連載で、ヨガが如何にしてカラダを健康にし、また、健康になったカラダを維持してくれるのかについて、ザックリと解っていただけたのではないかなぁ、と思います。
次回は、これまでのまとめとして、他のタイプの鍛錬方法/トレーニングメソッドにない、ヨガだけの持ち味というものを、カラダの側面からまとめてみようと思います。
合掌
Seed Training(シードトレーニング)では、ヨガアライアンス登録校である、カナダ・バンクーバーのDivine Light Yogaのカリキュラムに沿った、シンプルで本質的なヨガ、を指導させていただいております。
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