日常の動作への気配りこそ重要

少し前、ボクは居合で使っている刀の柄糸を新調すべく、武道具屋さんに刀を持って行きました。

柄糸というのは写真のような、ズバリそのまま、刀の柄に巻く紐のことです。

新調するまで、ボクは購入時の柄糸をそのまま約8年か9年使い続けていたのですが、お店の方はその柄糸を見て、

「すごくキレイな使い方をしてはりますね」

とおっしゃってくださいました。

どうやら柄糸というのは、使う人によっては紐がちぎれたり、ほつれたりすることがあるそうで、ボクが持って行った状態(表面はちぎれ、ほつれ等なく、ツルツルテカテカになっていました)というのは、珍しいとのこと。

刀に限らず、ボクは割と道具は一つのものを長く使うことの出来るタイプです。また、道具だけでなくて身体に関しても、虫歯になった事がなかったり、肩こりや腰痛になった事が、現時点ではありません。

そういった話をすると、よく聞かれるのが「どうやって日頃の手入れをしてるの?」という質問なんですが、振り返ってみると、何か特別なメンテナンス方法を実践しているということは、ありません。

刀に関しては刀身のサビ止め等の手入れをすることはあっても、柄糸の手入れをするなんてことはなかったし、歯は毎日朝晩欠かさず歯磨きしているだけ、肩や腰も日常的に整体のお世話になっているワケでもなく、仕事にしているヨガやピラティスも、何十年もやっているというワケではありません。

思い当たるとすれば、そういったお手入れ・メンテナンスよりも、実際に刀、あるいは身体を使用している時に注意深く使っている、ということぐらいでしょうか。

刀や身体の性質や限界をわきまえて、それらを無視した使い方をしないように、というのは常々気を遣っています。

だから、刀であれば力任せにブンブン振り回すようなことはしないし、身体の限界を無視した馬鹿力を出すことは避けるようにしています。

道具や身体の使用時に、それらにどれだけダメージを与えることなく効率的に使いこなせるか。

これを考え、実践することが、ボクの中ではコンディションをいつまでも良い状態で保つ一番のポイントかなぁ、と思っています。

トレーニングについても同じで、トレを通して心身のポテンシャルを高めたり、ヨガやピラティス(あるいは人によってはカイロや整体等の施術を受けること)を通してメンテナンスを行うことももちろん大切です。

ですが、それだけに止まらず日常生活における何気ない動作への気配りもまた、自分自身の心と身体と長く付き合っていくためには大切なことなんです(1日に過ごす時間の比率的に見ると、こっちに気を配る方がより大切、と言えるかもしれません)。

レッスンでは、ヨガやピラティスの原則に沿って肩や骨盤のポジションや背中の姿勢、呼吸や体重のかけ方等を細かに指摘させていただいておりますが、それらは全てレッスンで行う各メニューに当てはまるだけのものではなく、日常生活の、

  • 歩く
  • 座る
  • 立つ
  • 荷物を取る、持ち上げる

等といった動作にも共通する事項として指導させていただいております。

実際、週に1回〜2回の60~90分レッスンよりも、日常生活の時間の方が絶対に多いですからね。レッスンでお伝えしたことを1つでも2つでも覚えておいていただいて(もちろんボクも覚えていただけるような伝え方が出来るよう努力します)、1分でも多く日常生活に持ち込んで実践していただければ、と。

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